8月の誕生石「ぺリドット」の宝石言葉と特徴

真夏の太陽に誘われて、世界が開放的な雰囲気に包まれる8月。この月に生まれた人は、生き生きとしたエネルギーと快活な明るさを持ち合わせ、どんなことにも情熱的に取り組むことができる人。そんな8月生まれの誕生石は、太陽の宝石と呼ばれている「ペリドット」です。ここでは、太陽のような眩しい輝きを持ったペリドットについて、その特徴や魅力を詳しく解説していきます。

 

ペリドットとは?

7月の真っ赤な太陽が、翌月になると秋を前にして黄金色の輝きに変わる……。そんな理由から、8月の誕生石に選ばれたと言われている「ペリドット」。かんらん石と呼ばれる鉱物の中でも、透明で美しく宝石として扱われるもののことを指し、鮮やかなオリーブグリーンの色合いが魅力です。

地核の上部であるマントルと同じ成分を持ち、火山付近で採掘されるのが特徴で、その多くは溶岩の塊に運ばれて地表に出る際に、急激な減圧によって細かく砕けてしまいます。そのため、市場に流通されているペリドットのほとんどはほかの天然石と比べて小粒で、大きな結晶で内部亀裂の少ないものは、希少価値が高く非常に高価です。

また、高い屈折率によってわずかな光でも色を放つのが特徴で、暗闇でも輝く性質を持つことから、「イブニングエメラルド」という別名を持っています。

 

 

ペリドットの宝石言葉

「一目惚れの石」と言われ、強い愛をもたらすパワーがあると言われているペリドット。宝石言葉には、「運命の絆」、「夫婦愛」、「夫婦の幸せ」、「信じる心」、「平和」、「安心」、「なぐさめ」といった、結婚や愛にまつわる言葉が付けられています。

また、太陽の光のように美しい淡く透き通った黄緑色は、邪気を退け、災いを払ってくれると信じられていて、幸せな家庭には欠かせないお守りとして愛されてきました。

 

 

ペリドットのパワー

地核の上部のマントルと同じ成分を持つことから、太陽のパワーを秘めた石とされてきた「ペリドット」。太陽神を崇拝し、暗闇を悪魔の世界として恐れていて古代エジプトでは、暗闇でも光をもたらす護り石として大切にされてきました。困難に直面したときにも、太陽の明るいパワーによって前向きに立ち向かう力を与え、夢を実現する手助けをしてくれるとも言われています。暗闇を跳ね退けるその力は、不安や恐怖、嫉妬、怒り、悲しみといったマイナスの感情を消し去り、明るい気持ちへと導いてくれる効果も。

また、美しいオリーブグリーンの輝きは、身に付ける人の心を明るく前向きに解放してくれるため、社交性やリーダーシップを引き出し、良好な人間関係を築いてくれると言われています。疑う心や嫉妬心などを取り除き、浮気心を寄せ付けないため、恋人や夫婦の関係を深めたい人にぴったりの宝石です。

 

暗闇でもその輝きを失わないぺリドットは、そのパワーゆえに古代から愛されてきました。

8月生まれの人は、自分に合ったペリドットのアクセサリーや指輪を見つけ、身に付けてみてはいかがでしょうか。