革製品は、使えば使うほど味が出る一生物。しかし、一生物とはいうけれど、財布の場合はローテーションして使える衣類やバッグとは異なり、毎日持ち歩きます。そのため、どうしてもほかの製品よりも寿命が短くなってしまうのです。
こちらでは、革財布の買い替え時期と、より長く愛用するための選び方をご紹介します。
革財布の寿命と買い替え時期
皮革の財布の寿命は、約3年といわれています。しかし、全ての財布に3年で寿命が訪れるわけではありません。使い方次第で1年で寿命が来る場合もありますし、丁寧にお手入れすることで10年以上使用することも十分に可能です。
財布にこのような変化が訪れたら、買い替え時だと思っていいでしょう。
- 金具が壊れ、修理ができないとき
- 変色したとき
- 色落ちにムラがあり、綺麗な色落ちではない
- 型ずれが激しいとき
- 傷がたくさん付いている
財布の形がくずれていたり、色落ちが汚かったりしても使い続けていては、だらしない人だと思われてしまいがち。少しでも寿命かな、と感じたら買い替え検討時期だと思いましょう。革財布の場合、年数で寿命だと決めるのではなく、見た目で判断することが大切なのです。
寿命が短い財布の特徴
長年愛用するためにも、選び方は重要です。まずは、寿命が短い財布の特徴を知っておきましょう。財布を選ぶときに、以下のような特徴が見られた場合は、購入は見送った方が賢明です。
- 縫製が甘い
- なめしの工程が短い
- 相場よりも安く、大量生産の安価な皮革が使用されている
- 修理保証が付いていない
また、購入後にお手入れを怠ると、寿命が短くなります。毎日、柔らかい布でさっと拭いてあげ、定期的にブラシやオイルを使用したメンテナンスを行ってあげましょう。
革財布を選ぶ際のポイント
革財布をより長く使用するためにも、寿命の長い財布を選びましょう。
寿命が長い革財布の特徴は、以下の通りです。
- 縫製が丁寧
- なめし製法や工程にこだわりがある
- 皮革にこだわりがある
- 修理保証が付いている
- 少し背伸びする程度の価格
革財布を購入するのなら、最後の項目、「少し背伸びする程度の価格」のものを選ぶといいでしょう。社会人の場合3~5万円程度の予算で財布を購入する方が多いようです。少し背伸びをする気持ちで購入すれば、その分大切にし、周囲からの見方も変わります。また、何より大切なのは、愛着の持てる財布を購入することです。色、形、機能性、全てをじっくりと確認し、色落ちや光沢の変化を楽しめる財布を選ぶといいでしょう。
購入後は、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。また、使い方も重要。バッグに入れて持ち歩くと傷が付きやすいので入れる場所に注意し、財布の中身が多すぎるのも劣化に繋がるので必要最低限のものは入れないようにしましょう。適切に使用し、より長く愛用しましょう。
革財布は、選び方、使い方次第で寿命が変わるものです。自分の使い方次第で長く使える革だからこそ、こだわった選び方をしましょう。