宅配買取依頼時の上手な梱包の仕方について

自宅から商品を送るだけでスピーディーに取引を成立させることができる宅配買取サービス。いつでも気軽に利用できる便利なサービスですが、発送する商品の梱包が不十分だと品物に汚れや傷が付き、査定金額が大幅にダウンしてしまう可能性があります。できるだけ高値で買取ってもらうためにも、商品が傷まないよう丁寧に梱包しましょう。

商品の入れ方

はじめに、商品の大きさや数に合った段ボール箱を準備します。段ボールに商品を入れたときに隙間が空きすぎてしまうと、配送中に段ボールが凹んでしまう恐れがあります。また、何度も使い回した段ボール等は、重さに耐えられず底が抜けてしまう可能性があるため、できるだけ強度のある段ボール箱を選ぶようにしましょう。強度に不安がある場合は、段ボール箱の底に、もう一枚段ボールを敷いておいたり、段ボールの底を十字貼りにすると補強ができます。

大きさや重さが異なる複数の商品を入れる場合は、重い物・大きい物から順に詰めるようにします。このとき、商品は平積みにし、縦向きに並べないようにします。

比較的小さな商品を発送する場合、紙袋を使って梱包することもできますが、外側からの衝撃に弱く、水に塗れると破れやすくなるためおすすめできません。紙袋を用いる際は、宅配に適した強度のある紙袋を準備するようにしましょう。

壊れやすい物の場合

ガラスやプラスチック等の壊れやすい物は、配送中に破損しないよう、一つひとつ丁寧に「緩衝材」で覆っておきます。新聞紙や広告紙で包む方法もありますが、インクが商品に写ってしまう恐れもあるため、ビニール製の緩衝材(エアパッキン)を使用するとよいでしょう。

壊れやすい物を発送する場合は、発送伝票に「ガラス製品」「DVD」などと記載するだけではなく、段ボールの外側に「割れ物注意シール」を忘れずに貼付します。宅配業者によっては、パソコンなどの精密機械を発送する際に貼付するシールや、上積(下積)厳禁などのシールを貼ってもらえる場合がありますので、発送手続きの際に相談してみると安心です。

 

隙間を埋めるのに使う物

段ボール箱内に隙間があると、配送中に商品が動き表面に傷を付けてしまう可能性があります。商品が動かないようにするには、どんなに小さな隙間でも、緩衝材や新聞紙を使って隙間を埋めておかなければなりません。小さな物を複数送る場合は、いくつかまとめてビニール袋に入れて、テープでしっかり留めると動きにくくなります。

 

蓋の閉じ方

商品の上に査定・買取りに必要な書類一式を置き、ガムテープを使って確実に蓋を閉じます。このとき、中央だけではなく両端にできる隙間も止めておきましょう。隙間があると、配送中に蓋が空いてしまったり、外側から水分やゴミが入り込んでしまったりすることもあるためです。

どんなに価値ある商品でも、配送中に傷が付いてしまっては台無しです。宅配買取サービスでは、商品が店舗に到着したときの状態で査定が行われますので、丁寧に梱包するようにしましょう。

通販でのダイヤ購入について

昔からあるTVショッピングだけでなく、インターネットでも気軽に通信販売(通販)ができるようになった現代。
以前から「届いた現物に納得ができない」というトラブルが多く、「クーリング・オフ」が適応されないため、トラブルになる件が多くなっています。納得がいかず返品しようとも「業者に断られ、泣き寝入りした」といったお話も耳にします。
そこへ近年、「1カラット級のダイヤが、数万円~10万円といった格安価格で手に入る」通販が急増。新しいトラブルになってきています。

「番組で魅力的に紹介していたのに、実際に届いたら真っ黄色で黒い内包物がたくさんあるものだった」
というお話をよく聞きますし、お持ち込みも増えています。



なぜ、1カラット(1ct)ものダイヤが、格安で買えてしまうのでしょうか?
答えは簡単。「グレードがかなり低いダイヤを使っているから」です。

通販では、基本的に「良い部分」しか言及しません。「悪い部分」はなるべく伏せたまま、まるで「魅力的な部分しかない商品」であるようにアピールすることが常です。
最もわかりやすいのが、TVショッピング。芸能人やタレント、または一般の方を使って、商品をほめたたえるやりとりをして購入につなげていますよね。
もちろん魅力ある商品も多いですが、宝石、特にダイヤモンドはおすすめできません。
なぜなら「グレードが低いものを、とても良いものであるようにアピールし、上級の品物が格安で手に入る錯覚に陥らせる」からです。


ここで、ダイヤのTVショッピングでのアピール方法と、「その裏にある部分」をお伝えします。

・基本的に「1ct」を強調
 → テレビで嘘はつけないため、大粒であることを最大級にアピール

・「大きいと輝きが違う」などと発言
 → グレードはきわめて低いが、透明度や内包物などの具体的なことについては言及しない

・カットについて「ラウンドブリリアントカット」を強調
 → そもそも「ダイヤの基本の形をしている」と言っているだけで、具体的なカッティングのグレードなどは言及しない

・最後に「鑑定書付き」でまとめる
 → 視聴者を安心させるための手段で、実際に付属する多くはグレード表記もない「鑑別書」「品質保証書」

どうでしょうか?
TVショッピングなので、決して嘘は言っていません。しかし「その裏にある部分」については、商品の魅力を落としてしまう可能性が高いため、まったく言及していないのです。
ハイビジョン放送の現在では、我々のように貴金属や宝石について日々研鑽している者が見れば、モニター越しにも「黄色い」「黒い内包物が見える」「ルーペで拡大して見たらもっと良くないに違いない」といったマイナス要素が見えてしまい、自然と耳への情報をシャットアウトします。
しかし一般の方は「1ctダイヤ」というフレーズを耳にしただけで「良いものに違いない」と思ってしまうことがあります。そのためモニターでアピールされている「良い部分だけ」をどんどん耳が吸収し、購買欲を増加させてしまうのです。
そうして届いた現物を見ると、黄色くて黒い内包物が多いダイヤ。しかし強調していた「1ct」「ラウンドブリリアントカット」などは間違いではないのです。
大きいダイヤであれば何でもいい方なら納得できるでしょうが、そうでない方にとっては「じっと見れば、誰が見てもわかるグレードの低いダイヤ」であるケースがほとんどです。
そのため納得がいかず、クーリング・オフを要求しても「間違ったことは言っていない」と断られるケースがかなり多いようです。


ここで、クーリング・オフについて少し触れましょう。
8日以内であれば契約を解除できるクーリング・オフは、基本的に「訪問販売や電話勧誘などの、一方的なセールス契約を結んでしまった場合」に適応されます。そのため「自分から購入を選んだ通信販売」の多くは、適応外となってしまいます。
ただし「特定商取引法」によると、「販売業者が広告において返品の可否・条件(返品特約)を表示する義務」があります。つまりTVショッピングで「返品可能かどうか(その期間や条件)」について触れていない場合は、これに抵触することになって契約の解除が可能になります。残念ながら、返品について言及されている場合はこちらが適応できません。また、通信販売は基本的にクーリング・オフの適応外のため、業者側に強く拒否されてしまうケースが多いようです。
それでも「誇大広告」「商品の瑕疵を隠して販売している」といった可能性はあるため、長期的にはなってしまうものの、弁護士に相談することは可能です。しかしながら「そこまでするなら、このぐらいの額……」と泣き寝入りしてしまう方が多いのが実情です。

そのため「魅力度に対して不思議に思うほど安い商品には、必ず『言及されていない側面』がある」ということを、しっかり憶えていなくてはいけません。
こうしたアピールは、通販ではシルバーのアクセサリーや真珠ネックレス、色を染めた珊瑚アクセサリーなどにも用いられます。実際には、銀は地金としてはグラム単価が数十円であり、パールや塗ったサンゴは中古価値がつけにくい側面が強いため、買取などを相談しても二束三文になってしまうことが多いのです。
放たれる魅力を吸収するだけではなく「安い代わりに、何かがある」と用心するに越したことはないでしょう。

こうした通販トラブルは、TVショッピングが多いように感じます。
なぜならインターネットをする人はまだまだ若い層が多く、調べればすぐに情報を得られるため、絶対数は少ないのです。むしろ好んでコピー商品を格安で手に入れる若い層が多くなっていることこそ、ネット通販は問題視されています。
テレビ通販は年配の視聴者が好むため、知識・情報を獲得する前に購入に踏み切ってしまうケースが多いようです。違法になる側面がある訪問販売よりも、自ら購入して返品できない通販番組の方が、合法的に販売しやすいのでしょう。

そのため、商品に強い魅力を感じたら「まずは、ひと呼吸置いて」値段が適正かどうか考える時間が必要です。
息巻くスピードで紹介し、さらには「限定○○点」「人気のため、電話が繋がりにくくなっております」などのコピーで煽って販売するため、どうしてもその勢いに乗ってしまいそうになりますが、それも企画側の作戦です。
まずは立ち止まること。電話を持つ手を止めること。
そして「商品説明すべてに納得できたか」「疑問点は本当にないか」「本当に欲しい商品なのか」考えること。



通販はクーリング・オフが適応にならないため、自衛意識を持つことが必要です。
もし身近にTV通販番組を閲覧することが好きな方がいたら、それとなくお話できるといいですね。

住宅設備の余剰品を処分するにはどうすればいい?

ロット数が決まっているため大量発注して残ったり、モデルルームなどで使用したの余剰品は、どのように処分したら良いのでしょうか。格安で販売する方法もありますが、自社だけではなかなか販路を見出せないケースも少なくありません。余剰品が倉庫のスペースを圧迫し流通の妨げとなる前に、家電リサイクル法による処分、またはネットオークションや買取サービスの利用を検討してみることをおすすめします。

 

住宅設備の余剰品とは?

モデルルームで展示されていたシステムキッチン、温水便座、洗面化粧台などは、痛みが少なく再利用ができるものであっても、モデルルームのコンセプトが変わったり、新商品が発売されるタイミングで不要になったりするものもあります。このうち、再利用の予定なくいつまでも倉庫に保管されるものを「余剰品」または「余剰在庫品」と呼びます。

余剰品は、発注ミスや納品時の事故などでも生じます。多めに在庫を確保したものの売れ行きが悪かったり、クレームにより大量に返品が発生してしまったりするケースもあるでしょう。

 

家電リサイクルで処分

住宅設備は、法律に定められた方法で処分しなければなりません。このうち、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機などの家電製品は、家電リサイクル法の対象となります。これらの家電製品は、不適切な処理により火災や爆発などの大事故に繋がる恐れがあるため、適切に処分する必要があるのです。家電リサイクル法に基づいて安全に処分すれば、リサイクル可能な部材・材料が有効に活用され、地球環境の保全にも貢献できます。

家電リサイクル法により家電製品を処分する場合は、製品の種類に応じた料金(収集・運搬料金+リサイクル料金)を支払わなければなりません。中には、無許可で処理事業を行い、高額な料金を請求する悪質な業者もあるため、家電製品を処分しようとする際は、自治体に設置される「廃棄物・リサイクル担当」窓口に直接問い合わせするようにしましょう。

 

ネットオークション・買取サービスを利用

リサイクルが難しいシステムキッチンやトイレなどは、家電リサイクル法の対象外となる住宅設備となるため、産業廃棄物として処分しなければなりません。その場合は、産業廃棄物を取り扱う指定業者に処分を委託するか、自らの責任において適正に処分することになります。いずれの方法においても一定の費用が発生します。

産業廃棄物として処分する前に一度検討しておきたいのが、ネットオークションや買取サービスを利用した「現金化」です。型落ちはしているものの、目立った傷がなく、比較的新しい住宅設備は、比較的高値で買取ってもらえる可能性があります。最近では、出張査定・買取にも応じる業者や、住宅設備を専門に買取る業者も増えているようです。

 

住宅設備品の余剰品は、質屋でも買取りを行っている場合があります。温水便座機やインターホンなど、家電リサイクル法の対象とならないものは産業廃棄物として自分で処分する前に、質屋に相談してみてはいかがでしょうか。

稲毛質店では、インターホン、温水洗浄便座、調理家電、生活家電など強化買取しております!買取相場を御確認ください!

2020年6月の買取強化品のご案内

2020年6月の買取強化品のご紹介です。

 

新型コロナウィルスの影響により下落傾向にあった相場も徐々に戻ってきております。家電製品では、掃除機や調理家電、ゲーム機など巣ごもりでニーズの高いものが動いてきております。また、定価が値上げされたルイ・ヴィトンやシャネルなどのブランドアイテムも人気が出てきております。

ブランドアイテムで新に買取相場表に追加したアイテムはルイ・ヴィトンのカードケース(ポルト カルト・サーンプル)やコンパクトな財布(ポルトフォイユ・マイクロ)などです。バッグの小型化に伴いコンパクトなアイテムが人気です。

買取率の高いアイテムとしましては、モノグラム、ダミエ、アズールの4連キーケース(86%)となっております。

 

ブランド時計の買取価格ですがリアルタイムで一番高い価格を御案内させて頂きますので是非お問い合わせください。ロレックスのデイトナ、サブマリーナ、GMTマスターⅡなど各種プロフェッショナルモデルを強化買取しておりますのでお問い合わせください。

 

家電製品では、キヤノンのデジタル一眼レフカメラの一部機種を引き続き高価買取しております。

キヤノン EOS KISS M ダブルズームキット \73,500
キヤノン EOS 7D Mark II BODY ¥96,600
キヤノン EOS 9000D ダブルズームキット ¥73,600
キヤノン EOS R BODY ¥159,000
キヤノン EOS 6D MarkⅡ BODY ¥119,000
キヤノン EOS 5D MarkⅣ BODY ¥197,000
キヤノン PowerShot SX720 HS/BK ¥23,800
キヤノン PowerShot SX720 HS/RD ¥23,800
ニコン D750 BODY ¥104,000
ニコン D850 BODY ¥256,000

 

 

電動工具は引き続きマキタのインパクトドライバを高価買取中です。

HOTリスト:
TD171DGXFC/AB/AR/FY/AP/AG 1台 34,500円
TD001GDXAR/AP 1台 34,000円

 

 

お酒の買取も大変多くご依頼いただいております。

近年海外からの人気もあり価格が高騰している山崎・白州・響など国産ウィスキーを中心に高価買取しております。

サントリー 山崎 18年 シングルモルト 62,000円
サントリー 響 21年 箱付き 45,000円
サントリー 白州 18年 シングルモルト 43,000円

 

 

法人様の一括売却も是非御相談ください。

「査定」と「鑑定」

お客様に、よく言われる言葉があります。
「これ、いくらになるか鑑定してよ」
ちょっと待って! 質屋(買取屋)は、基本的に「査定」のみで、「鑑定」はしていません。それはどういうことでしょうか?

まずは、買取店が日常的におこなっている「査定」。
こちらはひとことで言えば、「お品物に買取の価格を設定する」ことです。
そのうえでブランド品などは真贋を見ます。その真贋の基準は企業やお店によるものであるため、真正品だと認められても「そのお店の基準で」本物だという言い方になります。査定における最終結果は「買取額がいくらなのか」です。

ひるがえって「鑑定」とは、その「真贋・評価」のみをおこなう行為。
美術品や骨董など、本当に作者の手によるものなのかどうかを見ることが「鑑定」です。ほかにも古銭の希少なものの真贋、有名人のサイン色紙の真贋判定も鑑定に含まれます。
買取で身近なものでは、宝石類。それが天然ものか否か、どのようなグレードなのか、そうしたものがしっかり書かれているものが「鑑定書」です。
美術品なども鑑定機関によっては証明書を発行してくれます。
鑑定における最終結果は「本物かどうか」「グレードはどうなのか」です。
(不動産業界ではどちらの言葉も使用されますが、意味合いも変わってきます)

最初に戻ると「いくらになるか鑑定してよ」というのは、実際には「査定」ということがわかります。それでも「鑑定」という言葉をおっしゃるお客様は非常に多いです。なぜそうなったのでしょうか?

 


これには、有名テレビ番組が関与しています。
その番組では、テレビ局クルーと専門家が各地に訪れ、観客が埋蔵品を持ち寄り、収録をおこないます。そこで真贋と同時に価格的価値を調べ、発表されるのが「鑑定結果」。人気番組ですから視聴者も多く、かなりの人口に「鑑定 = 本物かどうかを見て、価格もつける」というイメージが浸透してしまったのです。

買取店は査定して買取額を決めますが、「鑑定」する力はありません。ブランド品も、あくまで「店の基準で真贋を見る」だけで、お墨付きや鑑定書などは発行できません。その逆で、鑑定機関は専門的知識で真贋を見るのみで、価格を設定することができません。またそれが専門なので、多額の鑑定料が必要となります。鑑定は買取査定のように気軽におこなえるものではないため「もし売る前提だったら、鑑定料のほうが高くなると思うから、やめておいたほうがいいよ」と言われることも、しばしばあると聞きます。

そもそも「買取額」と「販売額」もまた違いますから、鑑定結果として発表される金額はさらに混乱を招きます。しかし見ている視聴者には「あの掛け軸は、10万円で売れるんだ」と刷り込まれます。もしも買取店や骨董店に持っていくと、とてもその額に届かない金額の「査定結果」が出ることも多いでしょう。

この「査定と鑑定」のしっかりした線引きは、それぞれに携わっている人間にとっては、気安く口にできないものです。それほど定義づけがはっきりしているものですし、お互いの領域のように存在します。よって買取店には「鑑定士」はいませんし、鑑定機関には「査定士」がいないケースがほとんどです。買取店の中にはスタッフを「鑑定士」と呼んでいる店舗もありますが、おそらく通じやすさとイメージ戦略によるものかもしれません。美術品買取で言えば「鑑定料無料」というコピーは信用度が疑問視されます。


品物の価値は、値段だけではありません。
もちろん、本物かどうかもありますし、想い出や伝統などの価格にできない価値も付随します。「鑑定」してほしいぐらいの品物は、きっと「宝物」に違いありません。その大切にする「想い」こそが、その人にとっての「真の価値」なのかもしれませんね。