要らなくなった洋服やバッグ、宝石類などを手軽に現金化しようとする場合、リサイクルショップでの買取サービス、もしくはインターネットオークションに出品する方法のいずれかが良く利用されています。どの方法がより便利でお得かについては、商品の種類や状態(価値)、売り方によっても異なりますので、今回ご紹介するそれぞれの特徴をよく把握してから、検討するようにしましょう。
買取サービスのメリット・デメリット
リサイクルショップなどで行われている買取サービスは、買取ってもらいたい商品を直接店頭に持ち込み査定をしてもらうだけで、(買取可能な商品であれば)早くて当日に現金化することができます。何がどれくらいの価格で買取りされているのかを一覧表示しているお店もあるため、はじめて買取サービスを利用する人にも安心です。
面倒な手間もなく買取りに応じてくれる一方で、インターネットオークションに比べると買取価格が低くなる傾向は否めません。買取った商品を販売する都合上、店舗の維持費や人件費、販売利益を考慮した金額であることを理解しておきましょう。
リサイクルショップでは、商品の状態や種類によって買取ってもらえない商品もあります。例えば洋服の場合、ペットの毛が付いている物や明らかなシミ・汚れ・破損がある物は買取対象外となる可能性があります。時期によっては「夏物(冬物)限定」で買取りを行っている場合もあるため、あらかじめよく確認してから商品を持ち込むようにしましょう。
インターネットオークションやフリマアプリ利用のメリット・デメリット
リサイクルショップでの店頭買取よりも高値で売却できる可能性が高く、年々、利用者数が右肩上がりに増加する傾向にあります。自分が出品した商品に入札や購入意思の連絡が入ったときの嬉しさ、無事に商品が高値で落札されたときや注文に達した時の達成感が忘れられず、続けて利用している人も多いのではないでしょうか。
ただし、インターネットオークションやフリマアプリでは、商品の写真撮影や紹介文章を自分で作成するなど、出品までに多くの準備が必要です。入札者から商品に対する質問メールや問い合わせが入れば、質問者に失礼のないよう期限内に回答する必要があります。万が一回答が遅れてしまいますと「信頼のできない」と評価されてしまう恐れがあります。また、出品したからといって、必ず入札や販売が出来るとは限らず、買い手がつかないまま期間が終了してしまうこともあります。
さらに、販売価格に対して一定の手数料が掛かることも忘れてはなりません。手数料を無料にしているサービスもありますが、年会費を支払うなど、いくつかの条件をクリアしている必要があるようです。
そして、インターネットオークションの場合、最も手間が掛かるのは、商品の発送ではないでしょうか。落札された商品が、発送途中で破損・水濡れなどの被害に合わないよう梱包しなければなりません。また、梱包は送料にも関わってくるので、ある程度知識とテクニックが必要になります。
同じ商品を現金化する手段として、ブランドショップ、質屋、リサイクルショップとインターネットオークションでは、買取(売却)価格に大きな違いがあります。より高値で売却するには、インターネットオークションやフリマアプリに分があるように見えますが、実際には出品の準備や発送などに手間がかかったりトラブルに巻き込まれる可能性があるというデメリットがあるため、リサイクルショップでの買取価格も調査しながら、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。