女性にとって永遠の憧れでもあるダイヤモンド。数ある宝石の中でも圧倒的な人気を誇るが故に、偽造品も数多く世の中に出回っています。近ごろではインターネットなどでも簡単にダイヤモンドのアクセサリーを買うことができますが、念願のダイヤが偽物だった! なんてことにならないためにも、まずは偽物と本物の見分け方をしっかりと身に付けておきましょう。
フェイクダイヤとは?
フェイクダイヤというのは、その名の通り「フェイク(偽物)」のダイヤモンドのことです。偽物とは言え、一見しただけでは本物と見間違うような美しい輝きを持ったものもあって、普段使いのアクセサリーとしてフェイクダイヤを選ぶ方も少なくありません。その代表的なものが強い輝きが特徴の「キュービックジルコニア」です。ジルコニアというのはセラミックのことで、これにカルシウム、マグネシウムなどを加えてダイヤモンドのように見せています。天然のダイヤモンドは、地球の内部で炭素が果てしない時間をかけて結晶化したものですが、キュービックジルコニアは人工的に作られたものですので、物質的には全く異なるものです。硬さや重さなどにも違いがあり、もちろん価格も大きく異なります。
本物とダイヤモンドと偽物のダイヤモンドの見分け方
キュービックジルコニアをはじめとするフェイクダイヤモンドは、お手頃な値段で買うことができるのにダイヤモンドに近い輝きを持っているため、普段使いのアクセサリーとしても人気です。とはいえ、残念ながら世の中にはフェイクダイヤが本物として流通しているケースもゼロではないため、偽物か本物かの見分け方はしっかりと身に付けておくのが安心でしょう。では、具体的な見分け方についてご紹介します。
スクラッチテスト
最も簡単な方法がコレ。ダイヤモンドをいらないガラスの破片に擦り付けてみましょう。ダイヤモンドは極めて硬い物質ですので、本物であれば傷がつくことはありません。
息を吹きかけてみる
とても原始的な方法ですが、意外とわかりやすい見分けかたです。ガラスを曇らせるときの要領でダイヤモンドに息を吹きかけてみましょう。本物のダイヤモンドは熱伝導率が高いため、曇らせてもすぐに曇りがとれてしまいます。息を吹きかけただけでいつまでも曇っている場合には、フェイクダイヤの可能性が高いと考えるべきでしょう。
新聞の上に置いてみる
ダイヤモンドは屈折率の高い物質ですので、光が石を通過するときにかなり曲がります。そのため、本物のダイヤモンドは新聞などの上に置くと、下の文字を読むことはできません。
ブラックライトを当ててみる
ネット通販などで比較的安く手に入るブラックライトを使ったテスト方法です。真っ暗な部屋の中でダイヤモンドにブラックライトを当ててみましょう。本物のダイヤモンドであれば、青くぼんやりと光るはずです。フェイクダイヤではそうはなりません。
ダイヤモンドが本物かどうかわからない場合には
手持ちのダイヤモンドが本物かどうか心配な場合には、質屋などのようにダイヤモンドの買取りをしているお店で鑑定をしてもらうのも方法のひとつでしょう。お店によっては直接持ち込んで鑑定をしてもらう方法や、宅配鑑定ができるところもあるのでおすすめです。
上記の方法で、ダイヤモンドの真偽は比較的簡単に見分けることができます。ダイヤモンドを購入する方も、既に手元に持っている方も、一度確認してみてはいかがでしょうか。