買取店のチラシで気を付けて頂きたい11の事

こんなチラシに気をつけて

「高価買取」の文字が大きく踊る買取店のチラシ。
フルカラーで高級品の写真が並び、目立つので「売っちゃおうかな」と思わせますが……ちょっと待って!一般の方にとっては違和感がなくても、買取を生業としている店舗にとっては疑問に思う部分が多く見当たります。少し考えればわかることも多いのですが、視覚的インパクトでイメージとして見てしまい、細部への意識が流されてしまいます。今回は、チラシのどんな部分に気をつけて見たほうがいいかを買取店の視線からお伝えします。


1.
金相場上昇中のグラフ
 多くの買取チラシでは、近年の金相場上昇をアピールしている枠を見ます。
 数十年前と比較していることも多いですが、そもそも金がグラム1,000円程度だった時代と比較すると急激な上昇グラフになるのは当然。金相場はその日によってレートが変わりますが、まるで常に上がりっぱなしで「売るなら今」のイメージを煽っているように感じます。

2. 自店の買取相場ではなく、業者金相場を掲載している
 買取店の多くは貴金属を買い取ったあと、業者取引をしている貴金属専門業者に売却します。そのため新聞などに掲載される大手貴金属業者の価格と異なるはずなのですが、貴金属業者と同じ数字が掲載されているチラシが多いように感じます。それによって高く買い取るイメージを誘っているように見えてしまいます。
 18金のグラム単価が明記してあったので、持ち込むと「それは業者の価格で、うちの店の価格ではない」と言われ「じゃあどうして掲載しているのか」と押し問答になることも……。

3. ダイヤモンドのグレードが最上級での計算
「3ct(大きさ/重さ)」「VVS1(透明度)」「D(カラー)」「EX(カット)」……ダイヤの一覧表に表記された、グレードについての文字。どの項目も「最上級」の値で、1ct以上大粒の天然ダイヤにこれらの条件が揃うことは、ほとんどありません。ただし計算上では想定されるので、最上級の数字を打ち出すことで、ダイヤそのものの買取が高いイメージにつなげているように感じます。

4. 具体的な買取額でもグラムが書いていない
 金杯や喜平のネックレス、リングなどがゴチャッと積まれた写真に踊る、買取実績の金額。
 一見、高そうに見えますが、何グラムあるのかわかりません。そのため1グラムあたりの単価は不明。これはやはり高額なイメージをつけるためだと思いますが、さらに貴金属がグラム計算になることを知らない方にとっては、1点1点を評価した合計なのかもしれないと妄想させがち。
 本当に買取額に自信があるなら、グラム単価を明記しないものでしょうか。

5. 地金買取実績の末尾がキレイ
そうした画像の末尾の数字が「~,000円」とキレイになっているのは、なぜでしょうか?
貴金属は重さでの計算が基本なので、評価できる色石やダイヤでもついていない限り、末尾の数字はおよそ1の位まで算出され、重さでの計算なので切り上げることもできません。そのため本当にその品物の価格なのか疑わしく、理解しやすいイメージ化もあってキレイにしているように感じます。同時に、ここにも貴金属がグラム買取であることを知らない層へのアピールを感じます。

6. 逆に価格が書いていない
商品の名前と写真だけの列記。純粋に「買取対象品です」という意味もあると思いますが、並んでいるのは高級メーカーやブランドの品物ばかり。
そうした商品の具体的な価格を正直に載せると、他店が参考にして「その少し上」で買い取ってしまいます。あるいは買取額が安いイメージにもつながりかねません。だから伏せているように感じてしまいます。

7. あまりに高い買取額
逆に、個別商品に自信を持った買取価格を明示してあるチラシも多いです。
しかし疑わしいのは、その数字がどこの買取業者よりも高く、日本でその価格で買い取ってくれる業者がいるのか? という数字になっていることも。実際に店舗に持っていくと「未使用品の価格です」「今は値段が下がっています」「あくまで当時の参考価格ですから」などと言われ、査定に出すとチラシと大きな開きがある結果に……。
高い数字を掲載していればお客さんも来てくれるし、ライバル業者も買取額の参考にしない。実際に買取できるはずがないほど高額な数字には、そんな思惑が見えてしまいます。

8. 「○○円」買取保証
「ロレックスなら状態問わず10万円買取保証」などの文字も、増えてきました。
「ガラス割れや動作しないものでも10万円買取は保証する」ということですが、実際にはその状態でも、それ以上の価格で取引されているものが多いです。高く見せて実は安い、という可能性があります。
さらにロレックスでもアンティーク品の女性モデルなどには、数万円になってしまうものもあります。それでも10万円買取を保証してくれるのかは疑問です。

9 . 「色石OK」「メッキもOK」の文字
買取の間口が広く、どんな色石やメッキ製品でも値段がつくイメージですが、これは「金なのかメッキなのかわからない方に、店へ持ってきてもらう」ためのキャッチコピーです。実際にメッキ品だけを持っていくと「取り扱いがある、という意味であってすべて買取OKとは書いていない」と断られます。
これは通用銭など価値のない古銭も同じことで、持っているものに価値があるかも? と思わせるイメージ戦略でしょう。

10. クーポンが付いている

「このチラシを持参すると買取1,000円アップ!」「5万円以上の買取で20%アップ!」……といったクーポン券が、チラシについていませんか?
考えてみてください。買取額に自信があるなら、最初から最大の価格で勝負するはず。それを「アップできる余裕がある」ということは「もともとの利益幅が大きい」ということです。よくないケースでは、アップしても大丈夫なように、最初の査定額を落とされることもあります。
他にも期間限定キャンペーンでの買取価格アップや、紹介での金額アップなども同様に見えてしまいますね。

11. 「地域1番」の文字
残念ですが、地域で一番のお店は個々のお客さんが決めること。それを宣言するのは「地域で一番高いイメージ」を付随させようとしているように見えてなりません。
地域で一番を名乗っているのであれば、そのお店から見積もりを始めて他にも数店舗を回って「本当に地域で一番高い店舗」への売却をおすすめします。

 

■そもそも多額の広告費がかかっている
チラシに限らず、広告・宣伝にはお金がかかるもの。リサイクルショップなどの大規模チェーン店は本部で広告費を割ける余裕があるかもしれませんが、一般的な買取店では、広告費を捻出するため買取額に反映せざるを得ません。
つまり、フルカラーで見開きの大きなチラシをたくさん刷っているのは、買取額が高くない可能性が見えてしまうのです。一店舗でチラシを刷るのであれば、可能な限り広告費を削減するため、見開きではなく1枚にしたり、カラー発色や紙質を抑えたり、織り込む回数を減らしたりという努力をするはずです。
定期的に目立つチラシが入ってくる……という時点で、インパクトだけではなく「あの買取店だな」という刷り込みを狙っている可能性もあります。逆にインターバルをあけてチラシが入る場合は、お店があることを思い出してもらう効果を狙っているとも考えられます。

■長く営業している質屋さんは安心です
昔から営業している質屋は、本当に地域密着。質屋業界や業者のつながり、市場での相場など安心できる要素がたくさんあります。
「質屋はお金を借りて預けるところ」というイメージがある方もいますが、多くの質屋は買取もおこなっています。
特に貴金属やブランド品は、一般的な買取店より高く買い取れる可能性があります。昔ながらの質屋はチラシを打つことは少ないですが、それは地域に深く認知されていて、長年のノウハウで買取価格に自信があり、本当にお客さんに還元しているからなのです。
ぜひ質屋で、買取の査定をしてみませんか?

買取店や質店でのソフト類の取り扱いについて

おうち時間の需要が高まり、どの買取店でもゲーム機本体の買取を強化しています。しかしゲーム機も、肝心のソフトがないと遊べません。それでは、ゲームソフトは高く売れるのでしょうか?同じくソフトのCDやDVD、ブルーレイなども高額になるのでしょうか?

■店舗による取り扱いの違い
・ゲームやソフトの専門店
専門店は、多くが本社から共有しているデータベースを基に価格が統一化されています。チェーン店の場合はPOSでJANを読み取り、付属品の有無や状態、在庫状況などの要素による価格変動を加え、すぐに価格がわかるのも特徴。
人気作や最新作などは他のゲーム専門店の中古買取・販売相場を基準にするので高い傾向です。ただし、データベースの買取リストから外されたもの(過去作やダブつきやすい在庫)や輸入盤は引き取り同然の金額になってしまうかもしれません。またファミコンカセットの当時物など、レトロなソフトは買取を強化しているお店が増えています。

・総合リユース点
こちらもチェーン展開している多くの店舗には、本部配信の買取データベースがあります。ソフト専門店と提携している店舗も多く、その場合は同じデータベースで対応してくれます。

・街のリサイクル店
お店と店主の方針次第ですが、おまけ程度か、積極的にはやらないお店が多いです。

・ブランド買取店やモール内の買取店
お店や母体会社、店主の方針次第ですが、取り扱わないお店が多い傾向。買い取る場合は業者用の実績データで中古販売相場を調べ、利益枠をある程度確保した買取額の提示になります。

・質屋
ソフトはアパレルと同じく流行もののため、相場変動と販売できる可能性を考え、取り扱うお店は少ないようです。買い取る場合はブランド買取店と似た傾向ですが、預かっているうちに相場変動の可能性がある質預かりはモノにより要相談。

■各ソフトの取り扱い傾向は?
・音楽CD、映像(DVD、ブルーレイ)、ゲーム機用のソフト
最新作からここ数年の作品、話題作などが高額になりやすい傾向です。定番の名作などは安定した価格になりやすいように思います。
流行からはずれていたり、需要が低いものは販売価格が抑えめになるので、買取額も低くなります。

なお、ゲームソフトは箱などがない裸状態でも減額されての買取対象になる可能性がありますが、CDや映像ソフトをディスクだけで買い取っている店舗はほとんどないようです。

・パソコン用ソフト
使用(またはインストール)するにあたって、ライセンスによる購入者本人の認証などが必要になるものが多いため、取り扱いが難しいものが多いようです。
そのため業種形態によらず取り扱わないお店が多いので、まずは問い合わせたほうがいいでしょう。

・VHSなど過去メディア
現在では再生できるユーザーが少ないため、ほとんどのお店が取り扱っていないか、引き取り同然の価格になる傾向です。

・レコード盤(LP)
近年、愛好者を増やしているレコード盤。
力を入れている音楽ソフト専門店は買取をがんばっていますが、そうでないお店ではあまり扱っていません。一見、価値がありそうに見える古いレコード盤も音源の多くはCDになっていたりデジタル配信で聴くことができ、ほとんどは破格で取引されています。そもそもレアなものを探している方は、最初から音楽ソフト専門店で探します。そのため一般の買取店などでは販売見込みがなく、取り扱わない店舗が多い傾向です。

■近年は「デジタル化」
以前はソフトがないと再生できない、または遊ぶことができませんでしたが、近年はインターネットを使用して楽しむ人が増えています。音楽CDが特に顕著ですが、無料で楽しめる動画サイトが増え、ゲームソフトも実物からダウンロード販売が定着しつつある流れ。映像も音楽のように定額サービス(サブスクリプション)を利用しての視聴が増えており、それでも購入するファン向けにソフトは初回特典が豪華になっていく構図になっています。PC用ソフトはダウンロード販売の先駆けなので、事務用の定番ソフトは毎年アップグレード版が実物販売されていますが、多くはパッケージと認証キーのみの販売になるなど、実物よりインターネットでの入手がメインになっています。
こうした事情から「CDが売れない時代」と呼ばれる「ソフトが売れない時代」になっていますが、ゲームソフトは比較的人気。ダウンロードの場合はインターネットを経由するため、いわゆる「課金」と同じ決済になってしまうので、親御さんにとっては実物のソフトを買ってもらったほうが安心です。
また音楽や映像も同じことですが、データは消える可能性があるもの。同時に、消えてしまうと復元できない可能性が高いもの。もちろん不要になっても、売却することもできません。
だからこそ今でも「マテリアル」と呼ばれるようになった「ソフトの実物」を好む人は多いです。目に見えて形あるものは、安心感がありますよね。

■どんなソフトも時代と流行
同世代共通の話題として上がりやすい、音楽やゲーム。それこそファッションのように、それぞれの時代を象徴するものです。「どのバンドが好きだったか」「どのマリオにハマったか」だけで世代もわかり、話も盛り上がります。
そのように、ソフトは共有できる思い出になるもの。もし売却で二束三文になってしまう場合は、いくつかだけ残せば場所を取るものでもないので、写真と同じく保管しておいて思い出に浸るのも悪くないかもしれませんね。

もっとリサイクル店を活用しよう

「いくらでもいいから引き取って!」
そう言われて質屋に持ち込まれる、古い洋服や食器。ほとんどの質屋では、値段がつきません。「質屋は買取が高いって聞いたから」と言われることもあります。 たしかに、質屋の買取額が高い傾向であることは事実です。しかしその多くは貴金属やブランド品、高級腕時計など質屋業者間で人気があるものに関して。何でも買い取って、何でも高いという質屋は皆無です。

近年は買取店舗の急増で「質屋」「買取店」「リサイクル店」の混在が強くなりました。「どこに売っても同じでしょ?」と思ってしまう方もいますが、それぞれ守備範囲や買取基準が異なり、特に「リサイクル店」は取り扱い品目が最も広いと思われます。

一般に「リサイクル店」や「リサイクルショップ」と呼ばれる店舗は、正確には「リユース店」。買い取った品物を簡易的にクリーニングし、基本的にそのままの状態、現状中古品で販売します。再生する「リサイクル」ではなく、再利用品のため「リユース」なのです。しかし広く「リサイクル店」という通名で認知されています。


前述の洋服や食器などは、リサイクル店であれば取り扱っているお店がほとんど。店舗やアイテムによって対応は異なりますが、リサイクル店ではまず「全般を取り扱っている」のです。質屋や買取店の多くでは「そもそも高級品しか取り扱っていない」ことが多いので、これは大きな違いです。
それに関しては冷蔵庫や洗濯機、家具など大型の品物に関しても言えそうです。質屋ではそれらを取り扱わない店舗がほとんどですが、リサイクル店では対応可能。出張買取をしている店舗も多いです。

「でも、リサイクル店の買取は安いんでしょう?」
そうおっしゃる方も少なくありません。たしかにリサイクル店の多くは店舗が広く、取り扱い品目が多いため、値下げや廃棄ロスも考慮して1点ごとの価格が安くなる傾向です。
ただし、これは質屋でも買取店でも同じことが言えますが、結局は「品物次第」。流行のものや最新のアイテムは中古流通額が高いため、どの店舗も買取を強化します。リサイクル店でもブランド品や高級時計は専門スタッフが対応しますし、他店に負けない価格を目指しています。チェーン店などでは、貴金属が安心できる水準のグラム単価になっている店舗も多いです。
リサイクル店が安いという印象は、そもそも査定に出したものに中古品としての価値が薄いことが多いように思われます。今や洋服は、昔よりずっと上質のものが数百円から数千円で買える時代。食器は百円均一で揃える方も多くなっています。家電は全体的に昔より安く、コンパクトに、そして高機能になっていきます。


そのような時代に、数十年前のアイテムが当時の新品販売価格から買取額を考えてもらえることはないでしょう。「リユース」ですから「次に買って使う人がいるか?」が重要になります。販売できる見込みがないものは、買い取ることもできないのです。
店舗によっては業者と提携しており、海外(主に発展途上国)向けに輸出するため、極端に安い買取価格か引き取りでよければ対応できる店舗もあります。特に洋服が対象品の傾向ですが、店舗や時期により取扱品が異なりますので、引取目的の方は問い合わせてみるといいでしょう。
「値段がつかないなら、もったいない」と思うのであれば、あとはフリマアプリなどを利用して、自分で販売するしかありません。まずは処分したいものと売りたいものとで、分けて考える必要があります。

またリサイクル店の多くは「ジャンク品」というカテゴリーが専門で存在するため、一般に古いモデルや故障品は取り扱わない質屋にない強みがあります。
特に大型リサイクル店ではAV家電を中心に、多少の故障や古めのモデルでも価格がついたり、引き取ってくれることがあります。処分を前提に考えている方は強い味方になるはずです。
他にもノーブランドの時計やメッキのアクセサリー、余ったケーブルや古いパソコン、インテリアや生活雑貨、洗濯機や家具など大型のもの、使用した生活家電……そういった「生活に近い」部分こそ、リサイクル店の強みです。
どうしてもブランド品や高級腕時計などは質屋のほうが強い印象ですが、その質屋で断られてしまったものをリサイクル店に相談するのも、おすすめですよ。
店舗ごとの特性をうまく活用して、多すぎる家財はスッキリさせましょう。

リサイクル店の上手な活用方法とは?

リサイクル店を活用しよう

「いくらでもいいから引き取って!」
そう言われて質屋に持ち込まれる、古い洋服や食器。ほとんどの質屋では、値段がつきません。「質屋は買取が高いって聞いたから」
と言われることもあります。

たしかに、質屋の買取額が高い傾向であることは事実です。しかしその多くは貴金属やブランド品、高級腕時計など質屋業者間で人気があるものに関して。何でも買い取って、何でも高いという質屋は皆無です。

近年は買取店舗の急増で「質屋」「買取店」「リサイクル店」の混在が強くなりました。「どこに売っても同じでしょ?」と思ってしまう方もいますが、それぞれ守備範囲や買取基準が異なり、特に「リサイクル店」は取り扱い品目が最も広いと思われます。

一般に「リサイクル店」や「リサイクルショップ」と呼ばれる店舗は、正確には「リユース店」。買い取った品物を簡易的にクリーニングし、基本的にそのままの状態、現状中古品で販売します。再生する「リサイクル」ではなく、再利用品のため「リユース」なのです。しかし広く「リサイクル店」という通名で認知されています。

前述の洋服や食器などは、リサイクル店であれば取り扱っているお店がほとんど。店舗やアイテムによって対応は異なりますが、リサイクル店ではまず「全般を取り扱っている」のです。質屋や買取店の多くでは「そもそも高級品しか取り扱っていない」ことが多いので、これは大きな違いです。
それに関しては冷蔵庫や洗濯機、家具など大型の品物に関しても言えそうです。質屋ではそれらを取り扱わない店舗がほとんどですが、リサイクル店では対応可能。出張買取をしている店舗も多いです。

 

リサイクル店は買い取りが安い?

「でも、リサイクル店の買取は安いんでしょう?」
そうおっしゃる方も少なくありません。たしかにリサイクル店の多くは店舗が広く、取り扱い品目が多いため、値下げや廃棄ロスも考慮して1点ごとの価格が安くなる傾向です。

ただし、これは質屋でも買取店でも同じことが言えますが、結局は「品物次第」。流行のものや最新のアイテムは中古流通額が高いため、どの店舗も買取を強化します。リサイクル店でもブランド品や高級時計は専門スタッフが対応しますし、他店に負けない価格を目指しています。チェーン店などでは、貴金属が安心できる水準のグラム単価になっている店舗も多いです。

リサイクル店が安いという印象は、そもそも査定に出したものに中古品としての価値が薄いことが多いように思われます。今や洋服は、昔よりずっと上質のものが数百円から数千円で買える時代。食器は百円均一で揃える方も多くなっています。家電は全体的に昔より安く、コンパクトに、そして高機能になっていきます。そのような時代に、数十年前のアイテムが当時の新品販売価格から買取額を考えてもらえることはないでしょう。「リユース」ですから「次に買って使う人がいるか?」が重要になります。販売できる見込みがないものは、買い取ることもできないのです。

店舗によっては業者と提携しており、海外(主に発展途上国)向けに輸出するため、極端に安い買取価格か引き取りでよければ対応できる店舗もあります。特に洋服が対象品の傾向ですが、店舗や時期により取扱品が異なりますので、引取目的の方は問い合わせてみるといいでしょう。
「値段がつかないなら、もったいない」と思うのであれば、あとはフリマアプリなどを利用して、自分で販売するしかありません。まずは処分したいものと売りたいものとで、分けて考える必要があります。

 

リサイクル店の得意なジャンルは?

またリサイクル店の多くは「ジャンク品」というカテゴリーが専門で存在するため、一般に古いモデルや故障品は取り扱わない質屋にない強みがあります。
特に大型リサイクル店ではAV家電を中心に、多少の故障や古めのモデルでも価格がついたり、引き取ってくれることがあります。処分を前提に考えている方は強い味方になるはずです。
他にもノーブランドの時計やメッキのアクセサリー、余ったケーブルや古いパソコン、インテリアや生活雑貨、洗濯機や家具など大型のもの、使用した生活家電……そういった「生活に近い」部分こそ、リサイクル店の強みです。
どうしてもブランド品や高級腕時計などは質屋のほうが強い印象ですが、その質屋で断られてしまったものをリサイクル店に相談するのも、おすすめですよ。
店舗ごとの特性をうまく活用して、多すぎる家財はスッキリさせましょう。

飲まないお酒売りませんか?お酒の買取について

「古酒」とも呼ばれる、飲まずに保管されていたお酒。
近年、取り扱うお店が増えており、買取カテゴリーのひとつとして一般化した感があります。特に日本のウイスキーの人気は高く、「山崎」「白州」「響」はノンエイジでも入手困難となっており、プレミア化しております。お酒を買取に出す際は、どんなことに気をつければいいのでしょうか?

■買い取れるお酒
どのお店でも基本的に、お酒の種類は問いません。長持ちするウイスキーやブランデー、焼酎だけでなく、賞味期限が短いワインや清酒なども買取対象です。
しかし最低限、必須のチェック項目があります。

・未開栓(未開封)であること
・コルクの場合は空回りしないこと(コルクが破損していると開封済扱い)
・ボトルが割れていないこと
・賞味期限が切れていないこと(清酒は製造から1年)

■事前に聞く場合は……
財布などと違い、お酒は査定のため持ち込むには重いので、先にだいたいの価格を知りたいというお客様も多いと思います。
お酒は名前だけではなく、容量や種類、箱の有無などで値段が変わります。そのためラベルの部分にある情報をできるだけお伝えいただければ、だいたいの基準となる価格はお調べすることができます。
そのあと実際に拝見し、ボトルやラベルの状態、箱や付属品の有無、沈殿物の有無などを確認し、現在の中古流通相場から正式なお値段をお出しすることができます。

※必要事項:
種別:ウイスキー、コニャック、焼酎など
メーカーや名前:山崎、レミーマルタンなど
サブネームや等級:ルイ13世ベリーオールド、ナポレオンエクストラオールド、VSOPなど
年数:18年、12年、NV(ノンビンテージ)など
容量:750ml、700ml、180mlなど
付属品:箱、替え栓など
(※一部、アルコール度数の違いによって価格が変わるものもあります)

■「ナポレオン」は名前ではない
お値段を知りたいお客様からよく聞かれるのが「ナポレオンはいくら?」というもの。ご存知ない方も少なくないのですが、ナポレオンはブランデーの「等級」であって、名前ではないのです。「どれだけ熟成しているか」のランクの中にある、規準のひとつです。
そのため有名なレミーマルタンやカミュにも、無名メーカーにも「ナポレオン」という呼称はあります。ナポレオンの熟成度合いは「VSOP」と「XO」の間に位置し、年数で言うと6年ほど熟成させたもの。ジャパニーズ・ウイスキーの「12年」と「18年」の間ぐらいかもそれません。

■中身なしでも値段がつくものもある
希少性の高いものや、アンティークとしてコレクター需要のあるものは、中身がなくても買取可能なものがあります。
またはキャップが回転してしまったり、飲みかけのものであっても、これらは中身がないものとして考えれば値段をつけることができます。

・年数の高い山崎や、珍しい日本のウイルキーの空ボトル
・ヘネシーやカミュ、レミーマルタンなどのバカラ社製ボトル
・ルイ13世の化粧箱や替え栓など、高級なお酒の付属品

しかし中身がある場合の価格とは段違いで、数千円での取引が多いようです。そのため「値段がつかないこともない」ぐらいに考えておいたほうがいいでしょう。
むしろ「箱だけ」で値段がつくものはごくわずかなので、箱の有無が買取額に無関係なものも多いということもあります。

■値段がつきにくいもの・買取価格が安いもの
未開栓であっても、どんなお酒も高額で買取できるわけではありません。需要が低いものや廉価なもの、スーパーなどで普通に販売されているものは値段がつかなかったり、まとめての買取になりがちです。

※代表例:
・無名メーカーの「ナポレオン」
・地酒やお土産品の焼酎
・テーブルワインや紙パック焼酎など、一般廉価品

かつては高級で「憧れの品物」「海外土産の定番」だった当時の洋酒も、今ではかなりお安くなっているものが多いです。
当時の物価が今の数倍だったことや、1990年前後の酒税法改正からウイスキーなどが一気に廉価で求めやすくなったことも大きく影響しています。

※代表例:
・サントリー オールド(別名「だるま」)
・ジョニーウォーカー 黒ラベル
・オールドパー
・カミュ ブック(「ナポレオン」と言えばこのイメージが強いようです)

■「飲む」のが心配なら「買取に出す」のも手段
「買取が安いなら、自分で飲もうかな。でも古いお酒は飲んでも大丈夫なのかな……」
それについては、ウイスキーや焼酎は、アルコール度数も高く蒸留しているので、飲むことはできます。ただし経年による風味の変化や劣化は必ずあり、健康上の問題は高くなくても、長期保管すると沈殿物が出ていることも多いでしょう。何より、ずっと家で寝かせているのが一番もったいない。樽の中での熟成と違い、一般家庭での長期保管は、ただの「放置」。風味がどんどん損なわれていきます。問題なければ自分で楽しみ、心配であれば買取に出すのもいいのではないでしょうか。
ただし、日本酒などは酵母がダメになってしまい、テーブルワインなどは酸化してとても酸っぱくなります。それらは買取できませんが、日本酒風呂の素や料理用ワインとして使うこともできますよ。

場所を取り、一般家庭ではきちんとした保管も難しいお酒。
最近は安くておいしいお酒が多いですから、ずっと価値を気にしているより、処分して新しいお酒を買うのもいいと思いますよ。

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