「わけあって」買い取れないもの

ある程度買取品目を限定する質屋さんはもとより、規模の大きなリサイクル店でも「買い取れないもの」が多くあります。
衣料品や携行品、家電品などは「状態がよくない」「古い」「未使用しか買い取れない」といった理由があると思いますが、そうした理由ではなく、中古マーケット独自の理由や流通、法令などにより買い取れないものも多いです。「使っていないのに、どうして?」

 

【縁起物】
ひな人形や五月人形、しめ縄に角松、こいのぼり……日本ではイベントの時だけに使用されて、それ以外の時期は眠ったままのものが多くありますよね。こうした「縁起物」は、実は多くの店ではほとんど買い取ることができません。簡潔に言えば「中古としての需要がない」からです。
縁起物全般は、他者の使用品を使いまわすこと自体が「縁起が悪い」とされ、まず廉価でも中古品を欲しがる人がほとんどいません。大きなものも多く、一軒家ではなく集合住宅住まいがあたりまえになった現代では「その時のためだけ保管する」居住スペースの余裕もありません。
特に人形は「魂が宿る」などと言われる風習があり、中古品は極端に敬遠されます。やはりお爺ちゃんお婆ちゃんがお孫さんに買ってあげるなど、風習として考えたほうがよさそうですね。
なお、結婚式用のウェディングドレスや晴れ着もこれにあたり、買取を制限するお店が多いです。

【たばこ】                             最近はお酒の買取を始めたり、免許を取得して販売するお店も増えてきました。そうなると嗜好品として「たばこ類」が連想されることが多いですが、ほとんどの店では取り扱えません。たばこの販売には法務大臣の許可が必要ですが、専門の販売店でない限りそれを取得することが難しく、取り扱っている買取店はほとんどありません。多くのオークションサイトやフリマアプリでも、出品禁止商品になっています。もし仮に取り扱えたとしても賞味期限や個々人の好みもあり、在庫処分廃棄やロスが予想されます。さらに年齢制限や風紀上の問題なども絡んでしまうのでトラブルが想定され、最初から取り扱わないお店がほとんどです。

【名前入りなどの引き出物】
食器類は未使用であれば買い取る店も多いと思います。しかしそれが、結婚式などでいただいた「個人の名前や写真が入ったもの」「個人によるデザイン」であると、その時点で買取ができません。
まず前提として、その食器は「そこに記された人物に関係がある人にだけ」配られています。そのため、一般の人にとっては無関係であり、不要とされ、需要がないのです。また個人情報保護法にも絡んでしまうので、細かく言えば法律にも抵触しかねません。
(※「ハイブランド食器なら可」としているお店もあります)
個人から個人への贈り物なので、使ってあげられると一番いいのですが……。

【加工された動物】
象牙・剥製・虎の敷き皮など……一時期、生き物を飾ることが富裕層の中で流行っていました。しかし時代とともに居住スペースも狭くなり、買取をご相談される方も多くいらっしゃいます。
しかしその多くは売買のための乱獲が問題視され、現在、1970年代に施行されたワシントン条約に反しています。そのため買い取ることも販売することもできなくなっています。
ワシントン条約制定後、象牙などは販売時に証明書が添付されるようになりました。それらがあれば売買は可能ですが、証明書がなく売買をすると違法行為として摘発されます。
条約の対象となっていない亀の剥製などは現在でも流通していますが、人気はいまいち。ブームが去ってしまったこと、残酷に想う感情や声、集合住宅が主となる時代の流れなどが関与しているのでしょう。
これはオーストリッチやクロコダイルの人気が落ちていることも、同様に考えられます。

【刀剣類】
昔からの大きな家や蔵のある家には、刀剣が眠っていることがあります。多くは模造刀なので危険性は真剣より低いですが、これにも証明による規制があります。売買には真剣・模造刀関係なく、教育委員会の証書である「銃砲刀剣類登録証」が必要です。それがないと売買できないだけでなく、所有しているだけでも違反行為になってしまいます。教育委員会に連絡して登録証を発行してもらうことはできますが、買取店では専門知識が必要な「美術品」に値するため、取り扱わないか限定する店舗がほとんどだと思われます。

【骨董品・美術品】
壺や掛け軸、絵画など……ついつい「ひょっとしてこれ、価値があるんじゃないの?」と思ってしまう骨董品。一般のリサイクル店でも、店長の知識やスキル次第の買取店でも、さらには古くからある質屋さんでも、それらのほとんどは限られたもののみ対応するか、「鑑定不可」を理由に断るケースが多いです。真贋するためにはかなりの専門的知識が必要で、また専門店ではないので、お店に置いても買いにくるお客さんはいない。扱いも繊細で難しく、高額品ばかりなので各種リスクが高い。買取店は「鑑定機関」ではないので、専門の骨董店などをお探しになることをおすすめします。インテリアとしての査定になることもしばしばですから、期待に応えることができないのです。

【サンプル品】
化粧品や香水など、サンプル品をもらう方も少なくないと思います。しかしそれらは基本的にメーカーの所有物のまま社員に配布されるので、もらった社員や関係者が使う以外の譲渡は原則的に禁止されています。そのため売買も禁止され、買取や販売ができません。また香水などに多いですが、日本語表記のシールが貼られていない輸入品は「薬事法」が関わって取扱が厳しくなります。

【大きすぎるもの】
リサイクル店は規模が大きい店も多いですが、それでも販売スペースには限りがあります。さらに、持ち帰りや配送の関係もあり、大きさによる制限が設けられる品目も少なくありません。
家具では応接セットやシステムキッチン、婚礼家具やベッドなど。ピアノやオルガンも家具と判断され、買取に制限があります。
家電ではエアコンやドラム式洗濯機など。持ち運びが困難だったり、設置が別途必要なものは避けられがちです。なお、家電は製造年によってはキレイでも販売不可になってしまうケースもあるため、持ち込んでしまう前にまずは型番などで店舗に問い合わせてみましょう。

【防犯登録を解除していない自転車】                 現在では、自転車は購入時の防犯登録が義務づけられています。そのためお店から売られた全部の自転車は、すべて「防犯登録されている前提」で見られます。それをそのままリサイクル店に持ち込んでも、買い取ることはできません。なぜなら防犯登録は登録者本人にしか解除できないため、解除していない状態での他者への譲渡や売買は「自転車法」に抵触してしまうのです。さらには、もしも防犯登録を解除せず買取店に売ってしまった場合、新しく販売された先で盗難被害があると、登録されている人に連絡されてしまいます。つまり、すでに手放しているのに売却した人に連絡がきてしまい、トラブルが二重三重になってしまいます。買取を依頼する場合、まずは最寄りの警察署や自転車防犯協会に防犯登録の解除をお願いします。解除した証書の控えがもらえるので、それを自転車と一緒にリサイクル店へ持っていけば買取が可能です。(※状態・年式などから、店舗によっては買い取れない場合や鉄材としての判断になる場合もあります)

 

【支払いが終わっていない携帯端末】
最近は「1年払い」「2年払い」が当然になってきている携帯電話(スマートフォン)。それらの状態を識別するために「IMEI」という番号があり、各キャリアのサイトで確認すると、支払状況が「○」「△」「×」「-」の4種類で判定されます。それぞれ「○:支払が完了している」「△:支払い途中」「×:通信不可」「-:認識不可(キャリア違い、修理品など)」を意味し、そのうち多くの店舗で買取対象になるのは「○のみ」です。「×」は操作ができても通信ができない状態なので、取扱の対象外やジャンク品になることがほとんどです。問題は「△」判定。もし月々のプランに本体代を入れていて「△」判定であっても、本人の申請で支払いプランを変更することができてしまう。さらには遠隔ロックを施すこともできてしまうので、実質的に「使用不可能になる可能性がある、×判定と同じ状態」として考えなければいけないのです。(※店舗やキャリアによっては「△」でも買い取るお店もあります)
なお、キャリアによる保証サービスも本体込みプランの一部として扱われてしまい、一括で支払っていても「△」判定になってしまうケースもあります。また、一括で買っていたつもりが契約内容がわかりにくく、実は月々支払いのプランだったという事案も多々あります。
そういった状況をご説明いただいても、ご本人にしかそれはわからず、お店側には判断できません。そのためどうしても「○判定かどうか」という判断になってしまうのです。
また厳密に言えば、支払いが完了していない「△」の状態では所有権が完全にはユーザーに移っていないため、そういう意味でも買取は敬遠されます。

【絶対数が多いホビー類】
ホビーを取り扱っているリサイクル店は多いですが、破損品や部品不足、組み立て済プラモデルなどが取扱不可能になるなど、かなりの制限があります。中でもモノ自体が制限されてしまうのは、絶対数の多いもの。「プライズ」と呼ばれるクレーンゲームなどの景品類や、ファストフード店のおもちゃセットに付属するおもちゃなどがそうです。
これらは容易に手に入り、買うものでもないため、商品としての価値をつけられません。品物の貴重度にもよりますが、厳密に言えば「無料のおまけ」「100円で手に入る可能性があるもの」として見なくてはならないのです。

いかがでしょうか?


ほかにも「意外と買い取れないもの」はありますが、ここに挙げたものだけでも「売れそうなのになぁ……」と思いませんか?
なるべくは買取店をうまく利用したいものですが……お金を払って不要家電を処分してもらう「家電リサイクル法」が実施されている現代。もはやどんなものでも「廃棄処分にも等価が必要」と考える必要性があるかもしれませんね。

金属アレルギーについて

【金属アレルギーって何?】

近年、年代を問わず「金属アレルギーになった」というお話を耳にします。それこそ若い方から中高年の方まで、男女関係なく。
「メッキ製品がつけられなくなったので、金製品に変えた。でもホワイトゴールドはかぶれる」「今までしていた金のネックレスがつけられなくなったので、プラチナに変えた」「貴金属も反応が出るようになったけど、チタンやステンレスのリングなら大丈夫」……などなど、人により反応は様々。しかもほとんどの方は「なぜか知らないうちに、金属アレルギーになっていた」と言います。そんな不思議な「金属アレルギー」とは、どのようなものなのでしょうか?

一般に「アレルギー」とはタンパク質に対して起こるものなので、金属が直接にアレルギーを起こすわけではありません。金属アレルギーの場合、汗などで溶けてイオン化した金属物質が体内に入り、もともと人体に備わっているタンパク質と結合することでアレルゲン性のタンパク質に変化します。それを体内の白血球が「この物質は自分のものではない! 敵だ!」と反応して防御するため免疫反応を示し、結果として皮膚炎や粘膜炎といった皮膚の異常に至ります。これが「金属アレルギー」の仕組みです。そのため「貴金属を含め、金属そのものがアレルギーになっている」わけではないのです。
反応すると、リングの装着部分やネックレスが触れた部分が赤くなったり、皮膚にブツブツが出て痒くなったり、ピアスの穴が赤くなって膿んでしまったり、程度は様々ですが拒否反応が現出します。そして残念なことに、一度白血球が有害な敵と見なして金属アレルギーになってしまうと、他のアレルギーと同じく完治することは難しいようです。

【なぜ金属アレルギーになるの?】
金属アレルギーになってしまう決定的な理由や原因は、現在でも不明です。
ただし確実に言えるのは「体内に金属イオンが入り込み、白血球に敵と見なされるメカニズムの環境下にあった」ということです。
現代では昔よりも、金属に触れることが多くなりました。家の中でも金属を使った家電品・小型家電が多く、装身具にもベルトのバックルや腕時計、眼鏡などがあり、金属を使った建物の中で金属製の機械を操作する。家電品を避けても、文具はハサミもクリップも穴あけパンチも金属製です。ステンレスが多いものの、キッチン用品にも金属製品は無数とあります。そのように近辺にある金属から、知らず知らずのうちに金属イオンを体内に取り込んでいる危険性があります。直接的なものとしては、多いのがピアスホールの手入れ不足。穴をあけ、皮膚が形成されていない時点で安い合金製のピアスを使用すると金属アレルギーになることが少なくないようです。そのため皮膚ができるまでは「拒否反応を示しにくい、軸棒が18金のピアス」を入れていることが推奨されます。穴をあけた時に限らず「金属アレルギー患者の8割はピアスホールが原因」とさえ言われています。意外と気づきにくいところでは、痛んだ腕時計や眼鏡などの使用を続けること。装着している皮膚にキズができた場合、そこを通して汗で溶けた金属イオンが体内に入り込むことがあります。一時期は歯科用金属の接触皮膚炎から金属アレルギーを引き起こすと問題になりました。日進月歩の医療ですから、それからは常に改善を重ね、人体に害の少ない金属を患者に合わせて使用しています。また気づかない部分では食事に金属物質が含まれるものも多く、何のアレルギーかわからないまま発症してしまうそうです。

【どんな金属がアレルギーを起こすの?】
前述したように、金属アレルギーは金属そのものに対するアレルギーではありません。一部の金属イオンに体が拒否反応を示すものです。
実は、貴金属と呼ばれるプラチナ(Pt)、金(Au)、銀(Ag)は、このアレルギー反応を起こしません。作用するのはそこに混じっている「割り金(わりがね)」と呼ばれる「その他の金属」なのです。
たとえば18金(K18)は、75%の金(Au)を含んでいます。残る25%に他の金属を混ぜることで、やわらかい金の強度を上げるだけではなく、ピンクゴールドやホワイトゴールドのような色味を出すことができます。その「混ぜられた他の金属」が、一般に金属アレルギーを引き起こします。

主に、アレルギー反応を引き起こすものとしては「ニッケル(Ni)」「コバルト(Co)」「パラジウム(Pd)」「クロム(Cr)」「すず(Sn)」「水銀(Hg)」「銅(Cu)」などが有名です。
中でもニッケルはメッキアクセサリーの合金でよく使われますし、銅もイエローゴールドやシルバーの割り金でよく使われます。パラジウムはプラチナや金を白くする割り金でよく使われ、また歯科用金属やガソリン車の触媒として非常に高い需要を誇ります。

プラチナ(割り金:パラジウムなど)
イエローゴールド(割り金:銅・銀など)
ピンクゴールド(割り金:銅など)
ホワイトゴールド(割り金:パラジウムなど)
シルバー / 銀(割り金:ニッケル・銅など)
ステンレス(合金:鉄・クロム・ニッケルなど)
メッキ加工(クロムメッキなど)

【どんな人がなりやすいの?】
完全に「これが原因」という特定はされていない金属アレルギーですが、なりやすい人の傾向はあるようです。

汗をかきやすい人
汗が金属を溶かし、金属イオン発生の原因となります。

金属製アクセサリーを日常的に身に着けている人
アクセサリーだけでなく、金属製ベルトの腕時計も可能性はゼロではありません。

口腔内に銀歯(歯科金属)を多く使用している人
口腔内は粘膜なので、金属イオンが発生するとすぐに吸収されてしまいます。

金属が微量に入った食品を多く口にする人
大豆やチョコレートにはニッケルが、缶ジュースや缶詰には容器から溶け出した金属が含まれています。

……どれも基本的に「金属イオンが体内に進入してきやすい環境」のようですね。逆に言えば、これらを減らせば金属アレルギーになる可能性は低まると言えそうです。

【金属アレルギーかどうかを調べるには?】
一般には、皮膚科での「パッチテスト」が知られています。
しかし代表的な金属イオンでチェックするようなので、その結果も完全とは言えないようです。または、自覚症状があってテストを受けてみると「陰性」の方も多いと聞きます。それはテストに含まれていない金属にアレルギー反応がある方に加え、「実はアレルギーではなかった」というケースも多いそうです。

「痒いなぁ……かぶれるなぁ……」と実感する肌の赤みが、実は日常生活から発生するものだったということが多いようです。
・洗剤や薬品が原因の皮膚炎(手荒れ)
・指輪に付着している汚れが原因の皮膚炎(雑菌)
・汗が原因の皮膚炎(あせも)

【どう対策すればいいの?】
一度金属アレルギーになると、治らないだけではなく、他の金属でもアレルギーを発症する可能性が高まります。金属アレルギーになりにくい習慣を身につけるために、日頃から以下のことに気をつけましょう。

こまめに汗をふく
これだけで、金属の溶解をだいぶ防げます。

汗をかくような場面では、アクセサリーなどの金属を身につけないようにする
スレからキズになると、そこから汗で溶けた金属イオンが体内に入ります。

アクセサリーを選ぶ際は、アレルギーになりにくい素材を選ぶ
割り金が少なく純度の高い貴金属(K18、Pt900など)や、ステンレスやチタンなどを選びましょう。

指輪の汚れをこまめに洗う
リングは刻印もあって汚れがたまりやすく、指は日常で最も使うため発症リスクが高い部分です。

虫歯予防をする、口腔内を清潔に保つ
エチケットと同時に、金属アレルギーの可能性が減らせます。

気がついたら発症していて、宝飾品だけではなく日常生活レベルで困ってしまう金属アレルギー。いまだ謎が多いままですが、予防できるのであればそれに越したことはありません。アクセサリーも日常生活も楽しめるように、できることなら心がけたいですね。

衣料品(アパレル)の買取について

厳しいアパレル業界の現状

昨今、衣料品は販売も買取もどんどん厳しくなっています。
有名な海外大手メーカーの破産が続き、国内メーカーも減少の一途。ショッピングモールも次々とお店が変わる。ブランド服のアウトレット品も人気を博し、高い服はますます売れなくなる。そうして、いわゆる「ファストファッション」で身を包むことが、あたりまえになりつつあります。もはや質のいいシャツが500円や1,000円で買える時代。モールに入っているようなメーカーの元気が、だんだんなくなっていくのも当然かもしれません。

ファストファッションの流行・定着
スタートした頃のファストファッションは「安かろう、悪かろう」でした。縫製があまりにも甘かったり、無難なデザインばかりで買うことをためらう人も多かったと思います。しかし技術の向上とコストダウンが続けられ、現在は質・デザイン性ともに格段の向上を見せています。もはやメーカー品と比肩するほどになりました。その売れゆきに危機感を覚えた、モールに入るようなメーカーは次々とセールを展開。売れゆきを気にしてなのか、モール店舗は全体的にどの店でも流行のデザインのラインナップが増えている傾向です。そのため同じようなデザインでも「このブランドが好き」というお客さんがいて成り立っている印象もあります。さらに、そうしたアパレル・ブランドが好きなお客さんはアウトレットも併用。ますます「服は安くないと売れない」という展開になってしまいます。そうなると「メーカーはどこでもいい」というお客さんは、「これで充分」とばかり、どんどんファストファッションに流れてしまうのです。流行している形やカラーで、差をあまり感じられないなら、安い方を選んでしまうのはお客側心理として当然のこと。「いいものが安い」現在の、皮肉な構図になってしまいました。そうして、昔のように「いいものを長く使う」よりも「流行のものを、短期間のスパンで使い捨てていく」ことが一般化しつつあります。

厳しい買取査定
そのような背景があるため、衣料品の買取も非常に厳しくなっています。
リサイクル店(リユース店)などはメイン商材として買い取りますが、その多くが廃棄処分や、海外(主に東南アジア)への放出。ただでさえ流行サイクルが早い商品なので、1年が経過したらまず売れない。特にレディース服は、そのシーズンに売り切らないと在庫を抱えるだけになってしまう。よって購入時は5,000円ぐらいしたシャツやスカートも、買取では数百円、シーズンを外せば値段がつかないということもザラです。仕入れを安くして販売額を安くしないと、リサイクル店は商品が売れず、回転しません。アウトレットと同じで、多くのお客さんが「高い中古より、安い新品を買ったほうがいい」と思って離れてしまうのです。そのため買取額も、リサイクル店が流行した頃に比べて、近年は抑えがちになっている印象です。

「当時の購入額」は基準にならない
買取時、「当時の購入額」を基準にして、査定額に納得できるかどうか判断する方も多いと思います。衣料品に関わらず、どの商品でもそうですが、中古品買取には当時の購入額はあまり基準になりません。ものによって中古状態の程度も異なりますし、何より衣料品は「流行」がすべて。まず現在でも着用することがためらわれる昔のデザインであれば、衣料品はすべて査定評価から弾かれます。リングやネックレスといった貴金属アクセサリーは、デザインが古くなっても「貴金属の価値」があるので、重さ計算で買取ができます。しかし服は「衣料品素材」である以上、そういったこともできないのです。

衣料品全体の質が向上
「当時、とてもいいものだった」カシミアのセーターなどは、現在ファストファッションで3,000円~5,000円程度で買える時代です。しかも、当時より上質になって。「当時、とても高かった」革ジャンなども、数十年前のデザインでは、現在着る方があまりいないため厳しい現状。レザーも技術・供給が格段に向上し、ファッションとしてデザインもスマートなものに変わっています。また一般層には、軽くてあたたかいダウンジャケットやお手頃なフェイクレザーにその座を奪われています。「仕立てるのに高かったスーツ」は、その方の体形にフィットするように作られているため、「次のお客様」が限られます。幅広のダブルなど、現行ではないデザインはすべて評価されません。さらに現在では数千円でスーツが買えたり、オーダー品でも数万円で作ることができたりと、かなり安くなってきています。「仕立てるのに100万円もした」和服も、その人の丈や体格に合わせているため需要が限られます。さらには、和服を着るシーンが激減しているため、需要もきわめて少ない。そのためレンタルも浸透しています。また新品価格には職人さんの技術料が含まれている割合が高いため、商品自体の評価はさらに厳しくなります。ほぼ「正絹素材としての評価」になることも多いです。すべては「次に買ってくれる方が見込めない」ため、査定から弾かれてしまうのです。お客さんにとっては「お店に売って終わり」ですが、買取店にとっては「お客さんから買い取ったものを、次に必要とする方に売って終わり」ですから、お片付けをしたいお客様のお手伝いが、赤字見込みではしたくともできないのです。

質屋での衣料品の扱いは?
それでは、質屋はどうでしょうか?
質屋では、衣料品は買取も質預りもしないお店が多いのが実情です。
というのも、質屋はブランド品などを中心に扱うので、もともと衣料品は「ハイブランド品」以外は扱わないお店が多いです。常連さんから特別に買い取ることはありますが、リサイクル店のように大々的に買取をしているお店はほとんどないと思います。質預りについては、前述のように「預かっているうちに、商品価値がなくなってしまう可能性が高い」ため、ほとんど対象外になります。特殊な事情や常連のお客様のお願いで特別に預かるケースはなきにしもあらずですが、基本的に、価値が下がるのが遅いハイブランド品・高額品以外は対象外。昔は質草の常連だった和服さえも、近年は全体の需要が激減し、同時に中古販売する業者さんが減っているので、査定額が厳しい状態。扱いをやめるお店も増えてきています。質屋にとっては「もし質流れ品になったら、販売しなくてはいけないことを想定して」価格を査定しますから、販売見込みがない時点で質預りは厳しいのです。

決断はお早めに
流行やムーヴメントは、衣料品につきもの。
バッグでもそうですが、衣料品の流行は格段に買取店の査定ポイントになります。だからもし、不要に感じた衣料品があれば、秘訣は「早め処分」。
服は少し寝かせただけでも評価ゼロ、あるいは虫に食われて買取不可、なんてことにもなりかねません。一度は気に入って買った服ですから、手放す瞬間まで大切にしてあげたいものです。

ひと昔前までは、メーカーやアパレル・ブランドによってデザインや質、好みが多岐に分かれていました。似ているデザインばかりになってしまい、ファストファッションが重宝される現在。個性的なアパレル・メーカーには、また元気になってほしいですね。

宝石の売却にかかる税金はどれくらい?

好みが変わったり流行が去ったりして、身に着けなくなってしまった宝石。あなたのジュエリーボックスにもあるのではないでしょうか。そんな宝石は早く売却して新しい宝石の購入資金にしたいものですが、気になるのは売却によって得たお金にかかる「税金」ですね。どんな場合に税金がかかるのか? そんな疑問にお答えします。

宝石の売却には税金がかかる?

私たちが宝石を売却してお金を得た場合、そのお金は「譲渡所得」となり、確定申告の際は課税の対象となります。

しかし譲渡所得となるのは、1つのアイテム(イヤリングなどは1組)の売却価格が“30万円以上”だった場合のみ。“30万円以下”だった場合は、生活に必要な「生活用動産」の譲渡とみなされるため、税金はかかりません。たとえ合計で100万円を超える高額となっても、1つまたは1組当たりの売却金額が30万円以下であれば非課税なのです。

宝石の売却をして受け取ったお金の区分

宝石を売却してお金を得る場合、取引の状況によって課税される所得区分が異なります。

宝石買取店などで売却して得たお金→「譲渡所得」

事業の一環として売買して得たお金→「事業所得」

営利目的で継続的に売買して得たお金→「雑所得」

 

私たちが自分へのご褒美や趣味で購入した宝石を売却する場合は「譲渡所得」となりますが、事業や営利が絡むと所得区分は変わります。

確定申告をする際は、自分のケースがどの区分になるのかをあらかじめ確認しておきましょう。

譲渡所得の計算方法と目安

1つ、または1組の宝石を30万円以上で売却すると、そのお金は「譲渡所得」となって税金がかかります。しかし、売却額=譲渡所得ではありません。譲渡所得を算出するには、以下の式を使って計算をする必要があります。

宝石の売却金額 -(購入代金 + 売却経費)=譲渡益

その年の譲渡益の合計額 - 特別控除(50万円)= 譲渡所得

※購入代金は購入手数料なども含む金額、売却経費は売るためにかかった費用です。

※控除額の計算は宝石の所有期間によって変わります。

宝石の売却によって得た金額から購入代金や経費を差し引いた「譲渡益」を合計し、そこから特別控除の50万円を引いて残った金額=譲渡所得に税金がかかることになります。譲渡益が50万円以下だった場合、特別控除を引くとお金が残らないので譲渡所得は0円となり、税金はかかりません。

例えば、Aさんが30万円で購入した宝石を売却して100万円を得た場合、譲渡益は100-30で70万円。そこから特別控除50万円を引くと、残った譲渡所得は20万円。この「20万円」が、課税対象となります。

ただし、宝石の所有期間が5年を超えていた場合は「長期譲渡所得」となり、算出された譲渡所得の1/2が課税対象となります。上記の例で言うと、Aさんが宝石を所有していた期間が5年以内ならば、課税対象は「20万円」。5年を超えて所有していた場合、課税対象は「10万円」です。長く大切にしていたものほど、かかる税金が少なくなるのですね。

ちなみに譲渡所得は「総合課税」ですので、給与所得など他の所得の金額と合計され、所得税が課せられます。所得税は所得の合計金額などによって変わりますのでご注意ください。

このように、宝石の売却によって生じる税金のしくみは少々複雑です。ご説明しているほかにもさまざまなケースがありますので、詳しくはお住まいの地域にある税務署などにお問い合わせください。

ブランド品を買うときに注意したい「並行輸入品」とは

インターネットのショッピングサイトでブランド品を検索すると、「並行輸入品」という言葉を見かけたことがあるはずです。いわゆるハイブランドと呼ばれる有名ブランドの商品でも「並行輸入品」というものが存在しますが、果たして並行輸入品とはどのようなものを指すのでしょうか。今回は、ブランド品を購入する際に注意すべき「並行輸入品」について、そのメリットやデメリットなどを詳しく解説します。

 

並行輸入品とは

「ルイ・ヴィトンジャパン」や「エルメスジャポン」のような日本の正規代理店によって入荷されたブランド品を「正規品」と呼ぶのに対し、海外の正規店やバイヤーなどから買付けしたものが日本に輸入・販売されるブランド品を「並行輸入品」と言います。ルイ・ヴィトンやエルメスなどのハイブランド商品だけでなく、コスメやアクセサリーなど、あらゆる輸入品には「正規品」と「並行輸入品」が存在しています。

並行輸入品は本物のブランド品?

「正規品」は現地メーカーから日本の代理店が輸入を行うため、その名の通り正規のルートをたどって商品が消費者の元へと届きます。これに対して「並行輸入品」は異なる流通ルートによって日本で販売されるため、「並行輸入品=偽物」という印象を持っている方は決して少なくありません。しかし実際のところは、並行輸入品は正規の流通ルートとは異なる方法で日本に入って来てはいますが、決して偽物というわけではありません。正規品も並行輸入品も商品が製造されているところは同じですし、売られている商品ももちろん本物です。ただし、インターネット上で販売されている並行輸入品の中には、稀に悪意ある業者によって偽物が売られていることもあります。そうした被害をさけるためにも、並行輸入品を購入する際には、正式に会社として店舗を構えてブランド品を販売しているところを選ぶようにしましょう。

 

並行輸入品のメリットとデメリット

並行輸入品にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。それぞれ詳しく見ていきましょう。

①メリット
正規品は正規の流通ルートをたどって日本に輸入されるため、価格は基本的に「定価」が原則です。これに対し、独自の流通ルートで輸入される並行輸入品は、正規品と比べると商品によっては定価より値段が高くなることも安くなることもあります。また、並行輸入品はもともと海外で販売される予定だった商品のため、日本未入荷の商品を手にいれることができます。

②デメリット
並行輸入品は海外で売られることを前提としているため、取扱説明書が英文のみだったり、故障の際に部品が手に入りにくかったりというデメリットがあります。また、紙袋や箱などが付いていないケースも多く、ブランドによっては故障が起きた場合に正規販売店では無料修理を行っていないところも少なくないようです。

上記のように、並行輸入品にはメリットとデメリットの両方があります。並行輸入品を購入する場合には、あらかじめこれらのことをしっかりと理解しておくことが大切です。