鮮やかに色づいた木々が少しずつ葉を落とし始めると、途端に肌寒さを感じ始める11月。この月に生まれた人は、素直さと意思の強さを持ち合わせ、人との和を重んじるタイプといわれています。そんな11月生まれの誕生石は、闇を照らす太陽の力を持つと言われる「トパーズ」です。ここでは、友情や希望の象徴でもあるトパーズについて、その特徴や魅力を詳しく解説します。
トパーズとは?
ギリシャ語で「探し求める」という意味の「topazos(トパゾス)」を語源に持つ11月の誕生石「トパーズ」。産出地でもある紅海周辺の島々がいつも霧で深く覆われていて、探し求めるのが困難だったことが名前の由来だと言われています。日本名では「黄玉(おうぎょく)」と呼ばれているトパーズですが、本来の色は無色透明で、内部に含まれる不純物によって赤、黄色、薄灰色、橙色、茶色など様々な色合いを見せるのが特徴です。主な種類としては、透き通った水色が美しい「ブルートパーズ」、女性に人気の「ピンクトパーズ」など。やや赤い身を帯びた黄色が特徴の「インペリアトパーズ」は、トパーズの最高級として希少価値が高くなっています。また、熱や光の影響によって変色しやすいため、加工がされていない原石は色が失われることを避けるためにも正しく保管しなくてはいけません。主な産地は、ミャンマー、パキスタン、ブラジル、エジプトなど。
トパーズの宝石言葉
様々な色彩を持ち、古くから宝飾品として人々に愛されてきたトパーズ。宝石言葉には、「知性」、「学問」、「直感」、「喜び」、「友情」、「社交性」、「希望」といった外交的なイメージの言葉が与えられています。「探し求める」という意味を持つギリシャ語に由来する通り、身につけている人にとって本当に必要なものを見つけて与えてくれるのです。インドでは「治癒」という意味も込められていて、傷を癒す宝石として古くから大切にされてきました。
トパーズのパワー
外交的な宝石言葉が与えられているトパーズには、人間関係を円滑にし、社交性を高める効果があります。身につけることで直感力や洞察力を研ぎ澄ますことができるため、心の中で抱えているモヤモヤや悩みなどを晴らし、自分にとって本当に必要なものは何かを気づかせてくれる石です。太陽の光を写したような黄色のトパーズは、明るいエネルギーで心の中を満たす効果もあると言われていて、鬱やネガティブな気持ちを癒してくれます。また、トパーズは夜になると光る性質があることから、「暗闇の恐怖を取り除く」効果があると信じられていて、トパーズを身につけることで心地よい眠りと健康を手に入れられたり、「探し求める」という語源の通り、本当に信頼できる友人や真実の愛を見つけやすくしてくれる効果もあるといわれています。
11月生まれの方は、上記の内容を参考にして自分に合ったトパーズのアクセサリーや指輪を購入してみてはいかがでしょうか。