ブランド品を鑑定したい場合、どうすればいい?

手に入れたブランド品を鑑定してもらいたいときには、どのような場所で鑑定してもらえばいいのでしょうか?

 

ブランドの鑑定書とは

ブランド商品の人気が出れば出るほどに、残念ながら精巧なコピー品も出回るようになってしまいました。素人目にはなかなか区別できないほどの出来で、自分の大事なバッグが買い取りをしてもらうときにようやくコピー品だと知ることも珍しくありません。また、オークションに出品する際に本物であることを証明したい、という方もいるでしょう。

「ブランド鑑定士」なる職業の方が「鑑定書」を発行するサービスが存在しますが、最終的な真贋を決めれるのはブランドの正規店のみになりますので信用しすぎにもご注意ください。

 

鑑定できる場所

所持しているブランドが本物か否かを確かめるために正規店に持ち込む人もいるようですが、正規店では鑑定は扱っていません。その場で断られてしまいます。

しかし、リペアに持ち込むことで本物かコピー品かを知ることはできます。コピー品ではリペアは受けつけてもらえないため、すぐに断られるでしょう。

 

 

質店や買い取り店で査定してもらおう

適切な価値を査定するためのプロが在籍している買い取り店であれば、正しい査定をしてくれます。

 

本物であれば相応の値段がつきますが、コピー品だったときは値段が付かず、買い取ってもらうことができません。まずは見てもらうだけでも、本物かコピー品かということはハッキリするでしょう。また、傷や汚れがある、付属品がなくなっているなど、自分では気付かなかったことなどに気付くことができます。

正確な査定をしてもらうためにも、取り扱いブランドや、お店の実績などをきちんと確認してから依頼しましょう。

所持しているブランド品の価値を確かめるためにも、一度プロに価値を査定してもらってはいかがでしょうか?

バッグにカビが生えたときの対処法と予防策

ある日ふと、大事にしているバッグにカビが生えていることに気付いたら余計にショックですよね。普段あまり使わずに押し入れにしまっているものも、カビが生えやすいので注意が必要です。では、カビはなぜ生えてしまうのでしょうか? その原因とカビ対策についてもご紹介します。

 

バッグにカビが生える原因

カビは、ほこりと同じように空気中に存在するものです。バッグは外に持ち出すものなので、毎日の使用で空気中や土壌に含まれるカビが、知らない間にバッグの表面に付着しています。

カビは温度25~30℃、湿度80%以上という環境でよく育ち、風通しが悪いとさらにカビの増殖は活発になります。

そのため、カビが付着したバッグのお手入れをせず、そのまま押し入れやクローゼットにしまうことにより目に見える程のカビが発生してしまうのです。カビが表面に付着して芽を出すと、繊維の中まで入り込んでしまうため、乾拭きで拭っただけではカビを除去することはできません。

特に、皮革バッグにはカビのえさとなる植物タンニンや油脂が含まれ、カビが好む皮革用クリームが付着しているため、皮革バッグはカビが生えやすいといえるでしょう。大事なバッグにカビを寄せ付けないためにも、日頃からお手入れや保管方法に気をつけましょう。

 

カビが生えたときの対処法

もしもバッグにカビが生えてしまったら、このような方法を試してみてください。

 

・天日干し

カビの被害がまだ少ないようでしたら、天日干しで綺麗になる可能性があります。太陽の光に含まれる紫外線には、カビを撃退する作用があるといわれています。

まずは固く絞った布でバッグを拭ってから、日の当たる場所で天日干しをしましょう。日焼けをしない程度まで天日干しをしたら、仕上げにクリームを塗ってあげましょう。

 

・消毒用エタノールを使う

薬局でも販売されている消毒用エタノールを使用します。消毒用エタノールには殺菌効果があり、カビも撃退することができます。

 

消毒用エタノールを布に含ませ、カビが生えている部分を軽く拭き取ります。色落ちをする場合もあるので、必ず目立たない部分で試してから使用しましょう。エタノールでしっかり拭き取ったら、クリームなどを塗って仕上げます。

 

・重曹を使う

今や大掃除に欠かせない存在となっている重曹は、カビ取りにも活躍してくれます。まずは軽く濡らした布に重曹をつけ、カビが生えている部分を優しく拭き取ります。そのままだと白く残ってしまうので、酢と椿油を混ぜて水で薄めたものを布に取り、油分を与えましょう。椿油は、オリーブオイルでも代用できます。

 

カビを防ぐ方法

一度カビが生えてしまうと、お手入れには時間がかかります。もしかしたら、カビが除去できない場合もあります。そうならないためにも、日頃からカビが生えないよう対策をしておきましょう。

 

・濡れた場合はそのまま保管しない

カビは湿気を好みます。雨で濡れてしまった場合、そのまま押し入れなどにしまってしまっては、カビの繁殖は防げないでしょう。濡れたバッグはそのまま保管せず、風通しのいい場所でしっかりと乾かしてから保管するようにしましょう。

 

・保管場所の環境に気をつける

押し入れやクローゼットなど、保管する場所の湿度に気をつけましょう。特に梅雨時にはカビが好む環境になりやすいので、除湿剤を使用するなどして、保管場所をカビの好む環境にしないことが大切です。

 

・下にはスノコを敷こう

湿気は、上から下へ降りてきます。押し入れやクローゼットの下部分に行き場がないと、湿気は溜まる一方。湿気を効率よく逃すためにも、押し入れなどの床にはスノコを敷くようにしましょう。

 

・日頃から点検しよう

ひとつのバッグを毎日使っている人もいるかもしれませんが、いくつかのバッグを使い回している人もいるでしょう。そんな人は、使っていないバッグを押し入れやクローゼットにしまいっぱなしにするのではなく、カビを繁殖させないよう日頃から点検をすることが大切です。あまり使っていないものも、押し入れなどから取り出して風通しのいい場所に一日置いておきましょう。

大事なバッグを長く使うためにも、カビ対策は徹底しておきましょう。ぜひ上記の方法をお試しください。

余剰在庫を抱えるリスクと一括処分方法

商売をする上では在庫は重要なものです。しかし、在庫があればある程いいというわけではありません。それを知らないと、損をすることにもなりますので、「余剰在庫」とそのリスクについて知っておきましょう。

余剰在庫とは

最近では在庫を持たないネットショップも増えてきましたが、お店を運営している場合は大抵在庫を抱えるものです。整理もできないほど在庫が多すぎる場合、流行が過ぎ去っても売れなかった場合、食品の場合は賞味期限が切れてしまった場合などが、余剰在庫に当たります。

繁忙期では在庫が追いつかなくなったり、製造業では在庫が少ないことで納期を守ることができなかったりと、在庫を少なくすると経営がダメージを受けるケースも考えられますが、必要ないのに余剰在庫を抱えることはありません。

余剰在庫を抱えるだけで人件費や管理費などがかかることがほとんどですし、賞味期限や流行が過ぎてしまうと販売することもできません。価格を下げれば売れるかもしれませんが、売れば売るほど赤字になることも考えられます。きちんと在庫を管理し、余計な在庫は持たないようにすることがスムーズな経営につながります。

また、どうしても余剰在庫が出てしまった場合は、質屋や専門店などになるべく早めに買い取りをしてもらうか、処分するしかありません。

 

家電リサイクルで処分

特に在庫を抱えがちなのが、電化製品です。

電化製品はブームになれば飛ぶように売れるものではありますが、その代わり型落ちすると買い取り値がつかなくなります。値下げをしても売れないものは、処分するしかないでしょう。

ただし、「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫・冷蔵庫」「洗濯機・衣類乾燥機」などの「家電リサイクル法」で定められているものは、粗大ごみとして処分できず、有用な資源としてリサイクルしなくてはいけません。

小売業者の場合は、製造業者等に引き渡します。製造業者であれば、自らが製造した電化製品を「家電リサイクル法」に基づいた定められた方法でリサイクルします。

 

買い取りサービスは難しい

家具や貴金属などは、買い取りサービスなどに高値で買い取ってもらえるケースが多いのですが、型落ちした電化製品は、買い取りはなかなか難しい場合が多いです。

なぜなら、家電は頻繁に新しいモデルが発売されており、すぐに型落ちとなってしまいます。目安としては、発売されてから3年程度で査定額はぐんと下がります。

もうちょっと置いておこう、次の棚卸のときに……などと考えている間に、ぐんぐん値段が下がっていくので、赤字にしないためにも、余剰在庫となってしまった家電はなるべく早めに手放す必要があります。

型落ちしてしまった家電や、年数の経ってしまった余剰在庫を処分する際には、余剰在庫に強い質屋や買い取り業者、不用品回収業者、ネットオークションなどを利用するといいでしょう。

家電の場合は、時期を逃すと大幅に値段が下がってしまうことが考えられます。新商品が発売されるなど型落ちが予想される場合は、早めに買い取りをしてもらうといいでしょう。

バーゲン出展情報 質流れ品大バザール in 京王百貨店 新宿

今年も毎回ご好評頂いております「質屋大放出市」が新宿京王百貨店にて開催されます。日替わりイベントや山積セールコーナーなど魅力的なイベントが盛りだくさんです。当店も浅草の藤野質店様のブースに参加させて頂きます。是非ご来場宜しくお願い致します。

全国から集まった有名な質店が参加する質屋 質流れ バーゲンです。
エスメスやシャネル、ルイ・ヴィトンなど世界の一流品を中心とした質流れ品が約6万点出品されます。

■ 主催
京王百貨店・東京質屋情報センター主催

■ 開催日時
2018年10月18日(木) ~ 24日(水)
<最終日は午後4時まで>

■ 会場
京王百貨店 新宿店7階大催事場

■ イベント情報

■ アクセス情報

 

メッキ製品の刻印について

「えっ? これは金じゃないの?」

買取店では、そんな声をいただくことがよくあります。
お客様がせっかくお持ちいただいたアクセサリーなどに、ひと目でメッキだとわかってしまう刻印がされていて、がっかりされてしまう……信じきれずに検査をお願いするお客様などもいらっしゃいますが、残念ですが、最初から「これはメッキです」という意味の刻印があるのです。

たとえば「K24GP」や「K18GF」といった表記を見たことがありませんか?
この「GP」「GF」はメッキ刻印の代表格とも言えるもの。特に立派そうな金杯や、かなり前のネックレスなどに刻印されていることが多く見受けられます。
これらの「GP」や「GF」こそが、メッキを意味しているのです。
当時のメッキ製品は技術面や長期保管の関係で、表面にサビが浮いてくることがあります。実はこのサビがたくさん見られる時点で、多くがメッキと判断できます。
なぜなら貴金属(特に金)にはサビが発生しません。サビは鉄や銅などに発生しやすいので、それら金以外のものを混ぜた比率が高いと、サビが発生する要因が増えます。そのため純度の低い金やメッキ製品にはサビが浮きやすく、全体の75%に金を使用している18金も、残り25%の成分によりサビが浮くことがあります。

サビの直接的な原因は、使用による皮脂汚れや汗。それらを放置すると混ざりものの成分が反応し、サビが発生します。そのため使用後は「除菌シート+乾拭き」のお手入れをしたいものです。
メッキ製品はごくごく表面にだけ金を使っているので、99%以上の成分は一般的な金属。よってサビの可能性はいっそう高まります。現在はサビの発生を抑えるため厚塗りメッキを施したり、ロジウムメッキで表面コーティングしているものも増えています。

それでは、主なメッキ刻印の種類と意味を見ていきましょう。
これらの刻印は頭文字などをとっており、多くはメッキに使用した金質表示(K18など)の後ろについています。中には前につくものや少し離れた位置につくものもあるので、要注意です。
また金を意味する「K」はメッキの場合、数字の前後どちらにも配置されることがあります。特に「18K」などと後ろにつく場合は「アトK」と呼ばれ、以下のメッキ表示がなくても、それ自体がメッキ表示を意味していることがあります。
【主なメッキ表記】
「GP」(Gold Plated):金メッキ
「GF」(Gold Filled):金張り
「GS」(Gold Shelled):金張り
「GR」(Gold Rolled):金張り
「RGP」(Rolled Gold Plated):金張り
「GT」(Bright Gold-Plated) または (Gilt Gold-Plated):金箔張り
「GE」「GEP」(Gold Electro Plated):電気式金メッキ
「HGE」(Hard Gold Electroplated):電気式金メッキ
「WGF」(White Gold Filled):ホワイトゴールド張り
「PTP」(Platinum Plated):プラチナメッキ
「PTF」(Platinum Filled):プラチナ張り
「PP」(Platinum Plated):プラチナメッキ
「PR」(Platinum Rolled):プラチナ張り
「RH.P」(Rhodium Plated):ロジウムメッキ張り

 

たとえば「18金メッキ」の場合は「K18GP」「18KGP」「GP18K」などと刻印されます。
金を意味する「G」が省略されている場合もあり、「18R」と刻印されたものもあります。

これらは英文字の略称であり、金質表示の前後に付属するので比較的わかりやすい部類です。
中には、注意して見ないとわかりづらいものもあります。

「1/20」:1/20の厚さで圧着させた金メッキ、または金張りの意味
(メガネフレームや金杯などに多く、たとえば14金使用の場合「K14 1/20」と刻印される)

「M」:M (ミクロン) 単位の厚さでメッキが施されている、という意味
(数字がつく場合もあり、「3M」であれば「3ミクロン単位の厚さのメッキ」という意味)

【注意が必要な他の刻印】
「PW」(Pewter):スズ、鉛、真鍮、銅などの合金
「PWG」: 上記の合金を金(Gold)で艶消ししたもの
「PWS」: 同じく上記の合金を銀(Silver)で艶消ししたもの
「SPM」:「サンプラチナ (Sun Platinum Metal) 」の略で、プラチナではなくニッケルやクロムの合金
「Pb」(Plumbum):鉛(なまり)
「Pd」(Paradium):パラジウム

また、貴金属の品位とともに、メッキや外張りの刻印が施されている場合もあります。
たとえば「K10 18KGP」の場合、10金を18金でメッキしたという意味になるので、本体自体はあくまで10金です。
特にシルバー製品の金色コーティングに金メッキが用いられることが多く、たとえば「925 K18GP」と刻印されている場合、本体は貴金属の中では廉価な銀(シルバー925)であることに要注意です。
皿にはスズなどの合金にメッキ処理を施して「PW Pt900PTP」と刻印されたものは、もちろん本体はプラチナではなく合金。そのように色味が似たメッキを施すことが多くあります。
基本的に、「金質以外の刻印があると、メッキの可能性がある」と考えたほうがいいかもしれません。

なお、メッキは非常に薄く伸ばされて金属の表面を覆っています。
金箔をご覧になったことがある方であれば察しがつくと思いますが、メッキは全体を削ぎ取ったとしても、到底1グラムにも満たない、貴金属として軽量できないほどのわずかな微量しか取れません。もし製錬にかけても、キロ単位のメッキアクセサリーから、数グラムしか抽出できないと聞きます。
そのためどの買取店でも、貴金属として買い取ることはできないのです。
もしも「メッキ買取OK」を掲げている買取店がある場合「ブランドもののメッキ」を意味したり、「金かメッキかわからなくても、まとめて持ってきてください」の意味だと考えたほうがよさそうです。

アクセサリーが多様化し、服飾店でもお手軽なメッキ製品も好まれている時代。
お手入れすれば長く使えますし、廉価なので使い捨て感覚の方も多くなっています。
以前は貴金属アクセサリーを愛用していたものの、メッキ製品を好んで着用されるようになったお客様は「何より、なくしてしまったときの心理的ダメージが少なくて済む」とおっしゃっていました。
メッキ技術が進歩している現代、アクセサリーとしてならメッキ製品で充分かもしれませんね。