中古品の電動工具を高く売るコツ

電動工具を買い取るお店が増えています。工場の余剰在庫など、新品買取はある一定の高額が期待できますが、中古品は使用の程度により状態が様々。状態や店舗により、かなり価格のバラツキがあるかと思います。
使用すると汚れやすい電動工具。そのまま持っていくと、状態を理由に査定額が下がってしまう可能性が高い傾向です。なるべく高く売るには、どうすればいいのでしょうか?

■店舗に取り扱いがあるか
最初に重要なのが、持ち込む予定の店舗が電動工具を扱っているかどうかです。
いくら電動工具を扱うお店が増えたとはいえ、リスクを恐れて中古品を扱わない店舗もあります。同じ屋号のチェーン店でも、支店によっては扱っていない店舗もあります。電動工具は重さがあるのに、せっかく持っていっても買取自体やっていないとガッカリしますよね。電話やメールで問い合わせてみましょう。

その際、型番や付属品、状態などを伝えれば、ある程度の買取額目安を尋ねることができる店舗も多いと思います。ただし電話では正確な状態の把握が難しく、モデルの特定ができないケースも多いため、買取額としての確約はできないことがほとんどです。最終的な査定額は店舗で実物を見てからになります。問い合わせは、持っていくかどうかを決める基準ぐらいに考えましょう。

 

■動作状況がわかるようにしよう
中古品の電動工具で最も重要なのは「動作品かどうか」。ほとんどの店舗では、査定時に動作品かどうかをチェックします。
どんなにキレイな状態でも動かないものは、いわゆる「ジャンク品」になってしまいます。ジャンク品は買取額が一気に下がってしまうか、店舗基準などによっては買取不可にもなりかねません。
バッテリ式のものは、買取店に持ち込む前に多少バッテリを充電しておけば、すぐに動作チェックができて迅速な査定につながります。
ケーブル式のものはコンセント接続ですぐに動作チェックできるので、動作チェックの安心度は高そうです。
エアー工具は動作チェックが難しいので、中古品では空気漏れや動作不良を懸念して、査定額が低く見積もられてしまう可能性があります。
もし動かないものであれば、正直にその旨を伝えたほうが得策。急いだり高く買い取ってほしいあまり、動かないのに完動品などと虚偽の申告をしてお店の人に信じさせてしまうと、その後の買取を断られるかもしれません。そうならないためにも急がず、不具合があればしっかり申告して、ちゃんと動作チェックをしてもらいましょう。

 

■付属品を揃えよう
上記のように、コードレス機は査定時からバッテリや充電器(チャージャー)が必要となります。もちろん本体だけでも買取可能なケースは多いですが、動作チェックができないため、安めに見積もられてしまうかもしれません。店舗によっては「動作確認できないジャンク品」という判定にもなりかねません。
他の中古品と同じく、電動工具も付属品があればあるだけ、査定額は伸びる可能性があります。バッテリや充電器も単品で売っているぐらい、もともとはしっかりした値段がするもの。セット品を売る場合には、セット内容を揃えるのが一番です。
バッテリも他社製の互換品では減額あるいは評価対象外になってしまうことが多いので、セット品の場合、もともと入っていた純正品を用意しましょう。
コード式の電動工具も、ケースだけでもあれば保管や運送、販売面などの理由でプラス評価になることがあります。

 

■汚れをできるだけ落とそう
電動工具は、使うと汚れやすいもの。そのため泥や粉塵だらけになることも多いですが、それをそのままにしておくとマイナス評価になりかねません。
買い取った電動工具は、いつか新しいお客さんの手に渡ります。ということは、それまでの間に清掃が必要になると、泥や粉塵を落とすなどの手間がかかります。
汚れが強いと「中古品の状態がよくない」という目線で見られてしまいます。査定前にブロワで粉塵を吹き飛ばしたり、布などで汚れを落とすだけでも大きく査定結果が変わってくる可能性がありますから、できる限りキレイにしましょう。
これはむしろ、どんな中古品にも共通することですね。

 

■大幅減額や買取不可
中古品のダメージによっては、査定に致命的な影響を及ぼしてしまうケースがあります。
一例として、コード式の電動工具の場合、ケーブルが破損して中の銅線が出ている、先端プラグが曲がっているなどは事故につながる恐れがあるため、買取不可になる可能性があります。動作チェック中に火花が飛ぶなど、動作・安全面に不安がある場合も買取を断られる可能性が高いでしょう。
シリアル部分が意図的に削られている場合も、買取を拒否されることがあります。質屋は警察の許可で営業しており、買取店でも定期的に警察の買取品チェックが入るため、盗品の疑いが発生してしまうためです。
特に質屋は、盗品情報が定期的に入ります。その盗品情報とシリアル番号が合致した場合、後日、警察から持ち込んだお客さんに問い合わせが入るかもしれません。「個人情報保護法」という法律で顧客情報を第三者に開示することは禁じられていますが、警察が要求した場合の情報開示は協力しなくてはなりません。
譲り受けたりネットオークションで落札した電動工具もそうした対象になるので、身に憶えがなくても中古品の入手には気をつけましょう。
また電動工具は電化製品でもあるため、年式によっては評価対象外になることもあります。かなり前のモデルに過度な期待は禁物です。

 

■知識がある担当を指名する
スタッフが多いチェーン店などでは、担当者によってバラツキが出ることがあります。電動工具に強いスタッフばかりではないので、担当者によっては査定額が変わる可能性があるためです。知識のある担当者を指名できれば、そのスタッフに見てもらうのも手段のひとつでしょう。
また店舗自体が電動工具の買取を強化しているか、サービス程度にやっているかでも価格がまったく異なります。たくさん商品が集まる専門店の信頼や、他店に負けない価格を出している店舗の姿勢、持っていく店舗への距離や手間などを天秤にかけ、自分に合った店舗を選びましょう。あまり誇大に宣伝している店舗は買取価格が逆に低いこともありますので、時間があれば他店との比較も選択肢のひとつになります。
また電動工具は衣料品や家電品などと違い、シーズンなどには左右されにくい商品ですが、どの店舗でも状況による価格変動の可能性はあります。電動工具の在庫がたまっているような店舗や、集まりやすい人気機種では減額対象になってしまうことがあるので、気をつけたいところです。

いかがでしょうか?
大きさや重さがあるので、買い替えなどをすると処分に困る電動工具。モデルや程度、店舗などにもよりますが、中古品でも需要が高く、買取ができる時代になっています。
しかし最終的には他の誰かの手に渡っていくわけですから、もしも譲れる相手がいれば、その方に引き継ぐのが一番なのかもしれませんね。