どう処分する? 倒産品の処分方法

不安定な経済がこれだけ長く続くと、これまで順調だった企業でも力つきて倒産してしまうことは決して珍しくありません。例え倒産した場合でも、従業員の給料や取引先への支払いなど、できるだけの資金は確保しておきたいものです。そんなときに検討したいのが、「倒産品の処分」という方法。今回は、倒産品を売却するメリットや処分の際のポイントについて詳しく解説します。

 

倒産品とは

倒産品というのは、倒産してしまった企業が使っていたデスクや椅子、パソコン、コピー機といった事務用品をはじめ、倒産したことによって出荷することができなかった商品在庫や、飲食店などで使っていた厨房機器、調理道具、レジスターなどの店舗用品のことを言います。倒産品は必ずしもその企業の社長でなければ売れないというわけではありません。例えば取引をしていた企業が倒産してしまって、代金の未払いが発生している場合、弁護士に依頼をして倒産品を売却してもらうことで少しでも負債を回収することも可能なのです。ただし、倒産品が商品在庫の場合には、原価よりも低い価格での買取りとなることがほとんどです。特に消費期限のある商品については、できるだけ早く売却をしないと、その価値が大幅に下がってしまうことも……。反対に、ブランド品や家電製品、流行の商品などは、中古であっても常に一定の需要があるため、比較的高い値段で買取ってもらうことができるでしょう。

 

倒産品を売却するメリット

倒産品を売却する主なメリットは以下の通りです。

 

当座の資金が確保できる

倒産品を売却する一番のメリットは、倒産で生じた負債を少しでも減らせること。特に、倒産が急だった場合には、取引先への支払いができていなかったり、従業員への未払いが発生していたりする場合もあります。倒産品を売却して資金を得ることで、そうした支払いへ充てて、負債を減らすことができるかもしれません。

廃棄コストを減らせる

事務機器や不良在庫は産業廃棄物の扱いになるため、廃棄するためには処分費や処分場までの運搬費用などが必要になります。倒産品を廃棄ではなく売却することで、そうしたコストを大幅にカットすることが可能です。

 

 

倒産品を売るときのポイント

では、実際に倒産品を売却する場合、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。具体的なポイントを見ていきましょう。

 

どんなものが売却できるのか事前にリサーチを

全ての倒産品が必ずしも買取ってもらえるというわけではありません。どんな商品が売却できるのかを事前にしっかりとリサーチしておくようにしましょう。また、見積もりは一社だけでなく複数の会社に依頼することも忘れずに。

 

できるだけ早く買取り業者へ依頼をする

一般的に、倒産品は時間の経過とともにその価値が減少してしまいます。特に倒産品が食料品などの場合は消費期限がありますから、タイミングが遅れてしまうと買取りをしてもらえないことも。売却することを決めたのなら、できるだけ早く買取り業者へ査定の依頼をしましょう。

 

在庫リストを作成しておく

在庫をたくさん抱えている場合には、買取り業者が確認をするのに大変な時間を要してしまうことも。あらかじめ在庫リストを作っておくことで、業者側の負担を軽減することができるため、見積もりを早く出してもらえます。

 

幸いまだ「倒産」する心配がないという企業であっても、上記の内容をしっかりと把握しておくことで、万が一のときでも慌てず迅速に動くことができるはずでしょう。