中古品の購入について その2

前回の「中古品の購入について その1」とあわせてお読みください!

 

【「サイズ違い」「色違い」などの取り寄せはできない】

リサイクル店の洋服や服飾品なども、もちろん「買取による1点モノ」ですが、お客様からの「これのLサイズないの?」「色違いはどこにありますか?」という質問があります。
実はこれ、意外と多い質問です。
中古慣れしていない方や、買取を活用していない方にとって、リサイクル店は「安い品物を売っているお店」。新品を売るお店のような「業者からの仕入れ品ではない」ということを、ご存じない方も多いのです。
「1点モノ」という概念は、この業界の人間にとっては常識です。リサイクル慣れしている中古好きな方にとっても当然なのですが、そうでない方(中古購入をあまりしない方)にとっては「どうしてサイズ違いがないの?」という疑問に直結します。新品店舗と同じく「業者からの仕入品」と思っている方が少なくないようです。
「販売しているものは、買い取った品物で、1点モノである」ということをしっかり話して説明しないと、なかなかご理解いただけないのが現状です。

 

【動作保証は店舗独自の一定期間】

新品と違って「中古買取品」のため、何についてもモノにより程度が異なる中古品。しかし店舗側は売却して下さった前オーナーさんではなく、実用もしていないため、詳しい程度はわかりません。
そのため家電製品などは、買取時やその後に複数の動作チェックができたら、それらの動作について「保証」をつける店舗も増えています。特に大型リサイクル店は「3ヶ月保証」「1年保証」などをつけて販売するケースが多いと思います。その間に保証している動作に不具合があった場合、返金に応じるというシステムです。
そうした保証は、新品ではない中古品に慣れていないお客さんの背中を押してくれます。「中古だから心配」「でも保証がついている」ということで、購入に踏み切る方も多いのです。
そもそもリサイクル店などはメーカー正規代理店ではないため、たとえ新品状態であった場合でもメーカー保証が効きません。そこで編み出された「店舗独自の保証」なので、活用してみてもいいと思います。

 

 

【基本的に「返品不可」】

厳しいようですが、原則的に中古品の購入は「お客様の自己責任」。また1点モノの性質もあり、多くの店舗では「返品不可」が原則になっています。
中古品は、それぞれ状態が異なる1点モノ。そのため店舗での中古品の購入は、商品のキズ有無や状態、サイズなどあらゆる面で「チェックしたうえで価格に納得し、購入した」ことになるのです。そのためクーリング・オフも適応されません。プライスカードに書いてある状態をよく読み、実物を見て把握し、時には店員さんに質問もしてから購入することが肝要です。
「安いから買ったのに、このキズに気付かなかった」
という理由は、中古業界では「プライスカードに明記しているため、返品理由にはならない」のが慣例。スタッフ側も気づいていなかった致命的な落ち度などは返品理由になりますが、多少のキズや汚れは中古品の特性なので、返品理由にはなりづらいと思います。
「買ったけど、あまり気に入らない」などのお客様都合での返品は、ほとんどの場合は受け付けられません。あるいは「使っていたけど、キズがついてしまったので返品したい」という方もときどきいらっしゃいますが、それはすでに返品対象外。「購入後、お客様管理のもとでついた使用キズ」のため、対応できるとしたら「買取対応」ぐらいになってしまいます。
また、ブランド品の返品ができない理由として「実質的な『無料レンタル』を防止する」側面もあります。ごくごくまれに、バッチリ決めたいお出かけに中古で買ったブランドバッグを使い、まるで返却するように理由をつけて返品を希望するというケースがあるようです。しかしそれは「無料レンタル」と同じ。洋服も同様ですし、CDソフトをリッピング(音楽データ取り込み)して返品を希望するという悪質なケースも増えています。
そうした返品は、基本的に「お客様都合」。そのため返品を受け付けないケースがほとんどですし、悪質な場合は立派な「詐欺行為」として訴えられます。そう考えれば、犯罪を抑止する側面もあるんですね。

以上、「中古業界にとっては常識」になっていることでした。
きっとお客様側からすると「初めて知った!」ということも多いのではないでしょうか?
中古品とはいえ、ご自身で使ってあげるアイテム。検討しながらしっかり見てあげたいものですね。