7月の誕生石「ルビー」の宝石言葉と特徴

梅雨が終わりを迎え、夏に向かって本格的な暑さを感じ始める7月。この月に生まれた人は、生命のエネルギーに満ちあふれ、さまざまなものを受け入れる寛容力を持ち合わせた人だと言われます。そんな7月生まれの誕生石は、その圧倒的な存在感から「宝石の女王」と呼ばれている「ルビー」。ここでは、真っ赤に燃える情熱的な色が印象的なルビーについて、その特徴と魅力を詳しく解説していきます。

 

ルビーとは?

燃えるような深紅の色が、世界中の人々を幻惑してやまない「ルビー」。ダイヤモンドに次ぐ硬度を誇るとされ、古くから装飾品として広く愛されている宝石のひとつです。ルビーという名前は、ラテン語で「赤色」を意味する「ルベウス」を由来としていて、古代ローマでは「カルブンクルス(燃える石炭)」とも呼ばれていました。

ルビーは、「コランダム(鋼玉)」という酸化アルミニウムの結晶からなる鉱物の一種で、不純物を含まない純粋なコランダムが無色透明なのに対し、そこにわずかでもクロムが不純物として加わることで、燃えるような赤色のルビーが作られるのです。

ちなみに、透明感のある深い青色が美しい「サファイア」は、不純物として鉄とチタンを含んだものを指します。つまり、深紅のルビーと青色のサファイアは一見全く異なる石のようですが、実は同じコランダムという鉱物から作られているというわけです。

一般的に、自然界においてクロムがコランダムに不純物として混ざること自体が大変珍しいことだとされていて、そのためルビーはとても希少価値の高い宝石として扱われています。

 

 

ルビーの宝石言葉

燃えるような赤色が神秘的な輝きを放つルビー。「情熱」、「勇気」、「永遠の命」、「集中力」、「努力」といった宝石言葉が付けられていて、みなぎるエネルギーと情熱的な愛情の象徴とされています。

古代インドでは、戦士が身に付けることで危険から命を守ると言われていて、「炎の石」、「勝利の石」、「宝石の王者(ラトラナジュ)」とも呼ばれていました。また、ルビーの赤色は女性らしい美しさの象徴ともされていて、「優雅」、「色気」といった女性の美を表す宝石言葉も付けられています。

 

ルビーのパワー

燃えるように赤いルビーは、古くから「愛」と「勝利」をもたらす力があると信じられてきました。健康を維持する力を持ち、壮大なエネルギーによって身に付けた人が元気になると考えられていたことから、古来ではルビーを砕いたものを病気の治療のために飲んでいたそうです。

また、深紅のルビーは深い愛情の象徴とされていて、その波動は身に付けた人の感受性を豊かにし、危険や災難を避けて対人関係を良好に保つ効果があると言われています。ビジネスで成果を上げたい人や、恋愛成就を望む女性におすすめの宝石です。

情熱の輝きを放つルビーは、愛のパワーをはじめさまざまな力があります。7月生まれの人は、上記の内容を参考に自分にピッタリのルビーのアクセサリーや指輪を購入してみてはいかがでしょうか。