12月の誕生石「ターコイズ」の宝石言葉と特徴

仕事にプライベートに忙しく慌ただしさを感じる12月。この月に生まれた人は、柔軟さと知性を持ち合わせていて、抜群の順応性によってどんな場面でも相手と合わせることができる人といわれています。そんな12月生まれの誕生石は、鮮やかな水色が印象的な「ターコイズ」。ここでは、ネイティブアメリカンのジュエリーにも使われているターコイズについて、その特徴や魅力を詳しく解説します。

ターコイズとは?

紀元前5000年という太古の時代から宝石としての長い歴史を持つ「ターコイズ」。日本名では「トルコ石」と呼ばれていますが、これはペルシャで採掘されたターコイズがトルコの貿易商によってヨーロッパに広められたためで、実際にはトルコでターコイズが産出されることはありません。「ターコイズブルー」という色の名前があるように、青と緑が混ざったような独特の色合いが特徴です。なかでも強く鮮やかな空色をしたものは、「ロビンズエッグブルー」や「スカイブルー」と呼ばれ、最高品質として非常に価値の高いものになっています。褐鉄鉱や砂岩の中から産出されることもあって、ターコイズによっては表面に黒い模様が入っているものもあります。主な産地はイラン、アメリカ、エジプト、中国、メキシコなど。世界中で広く人気がある一方で、残念ながら本物に似せて作られた模造品や人工品も多数出回っているため、ターコイズを使ったジュエリーを購入する場合には、注意が必要という側面もあります。

ターコイズの宝石言葉

鮮やかな空色が美しいターコイズ。人類が最も古くから採掘してきた石と言われていて、装飾品としてはもちろん、信仰の対象として世界中で広く崇拝されてきた歴史があります。そんなターコイズの宝石言葉は「成功」、「繁栄」、「健康」です。自分が求められている役割や意味についての洞察力を高めてくれて、周囲からの信頼を築くことができることから「出世の石」としても知られています。

 

ターコイズのパワー

古来より信仰の対象として世界中で崇拝されていたターコイズには、さまざまな力があるといわれています。ネイティブアメリカンはターコイズを「天の神々が宿った石」だと考えていて、自分の身に降りかかる危険や邪悪な事柄から守ってくれると信じられているようです。ターコイズの鮮やかな青色は宇宙との繋がりがあると言われていて、インスピレーションを高めたり、疲れた心や体を癒やしたりする効果も。また、ターコイズは人から贈られたものに最もパワーが宿ると考えられているため、旅行のお守りや交通安全のお守りとして大切な人にプレゼントする方も多いようです。

ターコイズのお手入れ方法

ターコイズは湿気や熱に弱く、変色しやすい石です。ダイヤモンドなどのような硬度も持っていないため、傷が付いたりヒビが入ったりしやすいという特徴もあります。水はもちろん、汗や皮脂、香水などでも容易に変色してしまうため、ターコイズのアクセサリーを身につけたら、その都度乾いた布でしっかりと汚れを拭き取らなければなりません。退色や変色を防ぐためにも、保管する際には、直射日光の当たる場所や高温になる場所は避けましょう。

12月生まれの方は、上記の内容を参考にして自分に合ったターコイズのアクセサリーや指輪を購入してみてはいかがでしょうか。