片付けで出てくる「価値がありそう」なモノ その2

前回に続き、お片付けで出てくる売れる可能性のあるものについてご説明いたします。

【住環境変化の問題】

現在はアパート・マンション暮らしがスタンダードになり、コンパクトな居住スペースを占領してしまうインテリアは好まれなくなくなりました。
また調度品としても現代的なものが多く出ているため、当時の「一軒家の和室や居間に飾る」前提のものは買い手もおらず、需要が激減。
さらに買取店では買取査定はしますが、真贋にもとづく「鑑定」はできないため、多くが「現状品のインテリア」としての価値観になってしまいます。
どれも現在ではインテリアとしての実用性があまり望めないため、買取対象にしていない店舗も多いようです。
また、真贋や骨董的価値をお求めの場合、鑑定料が必要となる可能性が高いますが、骨董を専門に扱うお店に持ち込むのが賢明でしょう。

 

・花瓶や壺などの焼き物
立派な桐箱に入っていて、作品名や作者名が墨書きされている壺。さらに有名な「○○焼」という表記まで。
いかにも期待してしまいますが、実際には価値が出ていないものがほとんど。骨董とまでいかない、日常品がほとんどです。

・絵画(複製・リトグラフ)
展覧会などで、お好きな方向けに高額で販売されている複製画。複製とはいえ繊細なので、額に入れて保管しないとすぐに汚れがついてしまいます。
よほど名のある作家や人気作家のものでない限り、中古相場では高くなっていません。また複製画である以上、多数存在します。そうした需要の影響が強く関与し、専門店でないときちんとした額は期待できないでしょう。

・掛け軸
一見、価値がありそうなアイテムの代表格。軸棒が象牙で作られたものは価値が高い傾向にあり、有名作家の作品などは現在でも中古相場がありますが、真作である証明書などが必須。また買取査定ではなく「鑑定」が必須となります。
一般的に、軸棒がプラスチックで作られているものは普及品および廉価品で、家庭に眠る掛け軸の大半はこれにあたります。そのため真贋以前に、値段がつけられないものがほとんどです。

・家具
大規模な家具・インテリア量販店の定着により、もはや家具は「一生モノを持つ時代」から「定期的に買い換える時代」へ。機能性も向上し、時代に合わせたコンパクトな家具が好まれています。どんな定番品よりも、個々人のニーズに合わせた居住空間の作り方が求められる時代です。
そのため、歴史の重みがある立派な調度品でも二束三文。買取値段がつけばいい方で、そもそも家具を扱わない店舗が増えています。家具を買取対象とする大型リサイクル店でも基準が厳しくなり、また再販できないということは処分にもお金がかかるので、無料引取なども期待が薄くなっています。

 

【デザインなどの問題】

洋服なども含め、ファッション関連は軒並みそうですが、流行は変わっていくもの。当時の最先端だったデザインは数年もすると「昔」になってしまいます。
アクセサリー関係も、そのひとつ。たとえば遺品整理で見つかった数十年前の親族のアクセサリーを、そのまま使う方はあまりいません。ということは、中古販売してもそのままのデザインで欲しがる方がほとんどいないのです。
そのためアクセサリーは現在でも中古需要があるハイブランド品でもない限り、重さでの買取が一般的なのです。

・大きな色石アクセサリー
1980~1990年代に流行した、大きな色石がついたリングやネックレス。現在そのままのデザインでつける人がいないため、基本的に石部分を除外した、地金部分での計算になります。
ダイヤモンドやエメラルド、ルビーやサファイナなど現在でも宝石として単体価値がある石の場合は石自体に値段がつくことがありますが、大きさと石の良さありき。そのため小粒なものは評価から除外されることが少なくありません。
地金がほとんどなく、石だけで作られたネックレスやブレスレットなども、残念ながら石部分は除外されます。

・原石
そのように、未だに「宝石は何でも高価」というイメージがあります。そこへ無加工の原石が出てきたら、かなりの高額になると思ってしまうのではないでしょうか。
しかし宝石は、カットして加工し、商品として仕上げてからこそ販売時に値段がつくもの。そのままでは値段がつけられないものが多いです。ましてやダイヤやエメラルドといった価値の高い宝石の原石は、そうそう手に入りません。
お土産物として水晶やアメジストの原石を売っている観光地もありますよね。家から発見される原石は、そうしたものが多いように感じます。

・派手なメッキアクセサリー
安価で購入されるメッキ製品は、現在つける人がいない以前に、時代とともに劣化している可能性があります。使用・保管による変色やサビなど、そのままでは二次利用できないものが多くなっています。メンテナンスしてもデザイン上の問題で買い手がいないため、メッキ製品である時点で買取対象外になる可能性が非常に高いです。
またメッキのアクセサリーは、現在でもお手軽なものとして需要が高いので、最先端のデザインで新品が安く販売されています。そのため当時物をメンテナンスやリメイクしてまで再利用するという方は、ほとんどいないのです。

・象牙アクセサリー
象牙から加工されたり、その余り部分で作られたネックレスやブレスレット。印鑑などもそうですが、当時は象牙であるだけで重宝されていました。
こちらは現在つける人があまりいないうえに、ワシントン条約以後、象牙は細工品もあわせてほとんどが販売できなくなりました。当時の価格は高かったと思いますが、そういった理由で現在では買い取るお店がきわめて少なくなっています。

次回に続きます。

片付けで出てくる「価値がありそう」なモノ その1

片付けで出てくる「価値がありそう」なモノ

家に大切そうにしまってあった、古びたお品物。
その外観への先入観や高額査定を謳う買取店の宣伝文句、「鑑定TV番組」などの影響もあり、ついついプレミア価格を期待してしまいそうですが、実際にはどうなのでしょうか?

実は、家庭内の保管品で価値が出ているものは多くありません。時代の変化とともに価値観や住環境が変わり、またデザイン面でも当時のものを欲しがる人はあまりいなくなりました。

代表的なものをカテゴリー別に見ていきましょう。

 

【需要の問題】
一世風靡した、収集趣味のもの。主に男性の趣味として好まれました。
しかし時代の推移とともに価値観は変わるもの。収集ブームが起こったものの多くは集める人がいなくなり、持っていた人も手放し、コレクターが減ってしまっています。

 

・使用済みの切手
昭和中期(1960~1970年代)に切手ブームが起こり、たくさんの人がファイルにまとめて保管していました。
現在では、切手は金券と同じく再利用を前提としての買取になっています。使用済切手はほとんど値段がつかず、現在でも価値があるのはごくごく一部の希少性が高いものだけ。
一部、エラー切手などに希少性はありますが、中古相場があってないようなものなので、切手専門店がほとんどなくなっている現在、確かな価値を見出すのは難しいでしょう。

 


・ニッケルや銅の記念硬貨
一時期、古銭はそれぞれ紙ケースに保管されて販売され、年代別に相場が存在していました。
切手と同じくコイン収集ブームで集められたものの多くは、材料が廉価なニッケルや白銅がほとんど。金貨や銀貨は純度と重さにより時代が変わっても買取可能ですが、それらはアイテムとしての価値が出ているものに限られます。
そして残念ながら、コインのほほんどは金質ありき。これは海外貨幣についても言えそうです。
一部、エラーコインなどに希少性はありますが、中古相場があってないようなものなので、コイン専門店がほとんどなくなっている現在、確かな価値を見出すのは難しいでしょう。

・ミント硬貨セット

毎年、造幣局から発行されるその年の硬貨をまとめたコインセット。そのほとんどにはプレミア価値はありません。
購入時は記念品価格なので高額での買取を期待してしまいそうですが、あくまで「現行の流通硬貨」。そのため中古市場では額面だけの価値しかなく、666円(500円硬貨1枚の場合)か1,166円(記念500円硬貨がさらについている場合)を基準として、手数料を引いての買取になってしまいます。
ブームの衰退とともにコインショップも激減し、まだ購入が期待できる今の年や元号が変わる前後以外の記念硬貨は、購入者も望めなくなりました。ほとんどのお店ではプレミア価格での買取は期待できないでしょう。
現行貨幣なので、不要になったらバラして使ってしまうほうがよさそうです。

・テレフォンカード
ブーム当時は個々のカードで値段がついたものですが、携帯電話の普及によりテレカ自体が衰退してしまい、電話料金の支払いで使うぐらいしかできません。そのため、コレクターもきわめて少ない状況。
現在でも価値があるのは、雑誌の抽選で当選したものなど希少性の高い、ごくごく一部のアイドルなどのテレカに限られます。

・古書
いかにも価値がありそうなシミ、虫食い、落書き……というように、本は繊細で保管が難しいもの。そうしたダメージがあると、価値がある書物も大きく減額したり、一般的なタイトルは買取ができなくなります。
また古びた単行本も、価値があるものは部数が少ないものや希少価値があるものに限られ、かなり少なくなっています。しかも古書の世界は基本的に「初版がすべて」。2刷以降になっただけで価値がゼロになることも珍しくありません。
また現在、読むだけであれば多くの本は文庫で手軽に買えます。著作権が切れた作品はインターネットでも無料で読めますし、本を持たなくてもタブレットやスマートフォンで電子書籍が読める時代になりました。住宅環境の変化から蔵書がふんだんに所蔵できる家庭は限られ、書物をコレクションする人がどんどん減ってきています。
一般に古書は、リサイクル店や買取店、質屋では買取対象外になることがほとんどだと思います。専門的な価値を見てほしい場合は大型古書店ではなく、店舗が年々減ってはいますが、神保町などにある専門店へ赴くことをおすすめします。ただし、かなり厳しい査定になるかもしれません。

その2へ続く

貴金属、金プラチナを売るときに見てください!

貴金属買取の基本

「こんなに高くなるの?」と言われることも多い反面、「もっと高く売れると思ったのに……」という方も少なくない、貴金属アクセサリーの買取。貴金属の買取は基本的に、算出方法はほとんどの買取店では同じです。ただしグラム単価が異なるので、店舗による開きが生じます。ここでは改めて、貴金属買取の計算方法をまとめてみましょう。

(1). 基本は「貴金属の金質」×「グラム計算」
貴金属には、金であればインゴット(延べ棒)の「純金(K24)」やアクセサリーに多い「K18」、近年では安価なアクセサリーに多く使われる「K10」といった純度があります。プラチナの場合は「純プラチナ(Pt1000)」やリングやペンダントヘッドに多く使われる「Pt900」、ネックレスに多く使われる「Pt850」が一般的。昔の基準で「Pm」のみのものや、「Pt650」など純度が低いものもあります。まずはそれらの貴金属純度により、グラム単価が変化します。

金の場合は「インゴット > K24製品 > K22 > K21.6 > K20 > K18 > K14 > K12 > K10 > K9」
プラチナの場合は「インゴット > Pt1000製品 > Pt950 > Pt900 > Pt850 > それ以下の純度」
こうした純度が一般的で、数字が大きいほうが純度が高く、グラム単価も高くなります。また同じ純金や純プラチナでも、インゴットのほうがリングやネックレスといった製品よりグラム単価は高くなります。

その純度による買取店ごとのグラム単価と、計測したグラムを掛け算するだけで、買取額が算出できるのです。
計算上、ほとんどのケースでは末尾の数字は細かくなりますが、それはきちんとしたグラム単価で計算している証拠です。逆にゼロが並んだきれいな数字になっている場合は、グラム単価を疑ってみたほうがいいかもしれません。

 

(2). ダイヤモンドはプラス評価
もしもダイヤがついている場合、グラム計算して出した数字に評価をプラスします。0.3ct以上の一粒ダイヤとして評価できるものはひとつずつ評価されますが、それより小さいメレダイヤは「1ct分でいくら」とまとめて計算されます。純粋なグラム計算だけと違い、ダイヤのプラス評価によって切り上げられ、末尾の数字がきれいになっていることが多い傾向です。
なお、正確には1ct=0.2gの重さを総重量から差し引いてグラム計算します。

 

(3). 色石の評価は難しい
ダイヤ以外の、カラーが入っている「色石」は評価できるものが限られており、大粒のルビーやサファイア、エメラルドなど。
それ以外の評価できない色石の場合、除外してグラム計算しなくてはなりません。そのためおおよそのグラム数を考え、総重量から差し引いて計算することになります。そのため10gほどある大粒のパールリングも、パールが評価されない場合は数グラムの計算になってしまうことも少なくないのです。
色石が評価から除外される場合、外してもマイナスにならないよう、石の重さは多めに考えられます。そのためどうしても概算になってしまうのですが、正確に計算してほしい場合は石を取ってもらいましょう。しかし石は戻すことができないので、先にグラム単価を聞き、納得したうえで外してもらうことが重要です。

(4). デザインのプラス評価は特例
多くの方が、買い取ったアクセサリーはそのまま中古品として販売されるイメージがあるようです。しかし実際には古いデザインや彫りがあって二次販売が難しいものがほとんどなので、貴金属は溶かして精錬され、新しいアクセサリーの製造に使われます。
ごく一部、現在でも販売可能なデザインや、名のあるデザイナーによる特注品、色石が豪華なものなどに限られ、デザインのプラス評価がつけられることがあります。これは純粋なグラム計算よりも「販売用アイテム」として見るのに近い感覚です。

 

(5). ブランド品のアクセサリーはアイテムとしての査定になる可能性がある
貴金属製品でも、カルティエやブルガリといったブランド品の場合、中古流通市場がグラム計算以上になっている可能性があります。
その場合はバッグなどと同じ「アイテム」として考え、中古流通額から買取額を考えるため、グラム計算より高額になる可能性があります。
ただし、ブランド製品でもグラム計算と同等の金額になってしまうものも少なくありません。

以上が、貴金属買取の基本です。
この計算方法は多くの店舗に共通しているので、価格に開きが出る場合は各買取店によるグラム単価が異なっています。そのため売り慣れているお客様はグラム単価でお店を決めます。
もしもグラム単価を伝えなかったり、グラム数をごまかす店舗は利益幅を大きく取っている可能性があります。その2点をきちんと聞き出し、納得したうえで手放しましょう。


■どうして購入額と買取額に開きがあるの?
アクセサリー類は、販売されている時点では「商品」。つまり「原価にさまざまな価格がプラスされたもの」として売られています。
純粋な利益以外にもお店の家賃、従業員の費用、各種経費などなど、店舗経営にはお金がつきもの。そのため原価の数倍から数十倍で販売されているのです。デザイン料がかかっていたり、ブランド使用料が加算されているものも少なくないでしょう。
買取店の計算は店舗の基準で「貴金属の原価」を計算するだけ。そのため購入時の価格と買取額には大きな開きが生じます。

■なぜ査定額の印象が違うの?
冒頭に記しましたが、貴金属の買取額はきちんと計算しても、お客様によって印象が「高い」または「低い」に分かれがちです。
高いと感じるお客様は遺品整理など、当時の購入額や思い入れがない方が多い傾向です。そのため説明すると、計算方法などを納得していただけます。
逆に低く感じるお客様は、当時の購入額や色石への自己評価、アイテムとともに過ごした思い出など、思い入れが強いお客様が多いように感じます。
そのためグラム単価と重さでの計算を説明しても、現在より物価が高い当時の購入額を基準にして「半額ぐらいになるかと思った」という方や、色石の評価ができないため安く感じてしまう方もいらっしゃいます。アクセサリーをつけて過ごした大切な日々に対し、買取額が低いと感じることもあるようです。グラム単価ではなく「そのアイテム」として考えているため、齟齬が生じることが多いようです。

お気持は察するところがありますが、どうしても個人個人の思い出に価格をつけることはできません。
お客様の中には「これだけ使って少しでも戻ってくるなら充分」という方や「今までリースで分割払いを続けてきて、最後に還付金が残ったぐらいに考える」という方もいらっしゃいます。
貴金属とはいえアクセサリー、つまりは「モノ」なので、少しドライに考えないと手放せません。金相場が下落してから手放すのが、一番もったいない。しかし人間心理とは不思議なもので、一度処分をやめたものは、次に処分しようと考えた時、多少相場が下がっていてもあきらめて手放してしまいがちです。

 

金相場は常に上下する、言わば「ナマモノ」。
そのわずかな数字の上下よりも「売りたい」と思った時こそが、本当の売り時なのかもしれませんね。

2022年4月の買取強化品のご紹介

2022年4月の買取強化品のご紹介です。

催事などもあり3月までバタバタしておりましたが、4月に入ってちょっと落ち着いてしまいました。

戦争や経済制裁が長期化している影響が今後出てくる可能性がありますので金やブランドの相場にどのような影響があるか日々注視しております。

2月、3月と値上げを実施したブランドが多数有りましたが4月は現在のところブランドの値上げは聞いておりません。しかし、円安やコロナ、人材不足、素材価格の急騰により買取相場もまだまだ高値をキープしておりますので売却をご検討の方は是非このチャンスにどうぞ!

ルイヴィトンは先月に定価の改定がありましたが、今月は相場も比較的大きな上下もなく落ち着いておりますのでこれまで通り過去最高の掛け率で買取のご提案をさせて頂いております!そして今月も引き続き新たなモデルの相場を掲載しております。一覧表では定価からの掛け率の高い順に掲載しておりますのでご確認ください。

ルイヴィトン買取相場ページ

新に買取相場表に追加したLVのアイテムは全17アイテムとなります。これまで掲載していたアイテムの色違いなど幅広く追加しております。

 

ロレックスは3月30日に新モデルの発表がありました。モデルチェンジしたエアキング(116900)はデザイに大きな変更がなかったのでそこまで大きな上昇はしておりません。海外では引き続き相場は上がっておりますが国内では一部のモデルが下がっております。ご売却をご検討のお客様はお早めにお売りいただくことをオススメ致します!

 

家電製品では、デジタルカメラ、ビデオカメラ、カーナビの一部機種を高価買取しております。

<デジタルカメラ>
ニコン COOLPIX W300 ¥18,000
ニコン COOLPIX P950 ¥78,500
ニコン COOLPIX P1000 ¥81,300
ニコン D5600 WZkit ¥70,600
ニコン D750 BODY ¥105,000
ニコン D750 24-120VR LKIT ¥148,000

ソニー ILCE-7M3 ¥184,000
ソニー ILCE-7M3K ¥195,000
ソニー ILCE-7SM3 ¥342,000
ソニー ILCE-7C BODY ¥171,000
ソニー ILCE-7CL ZLkit ¥195,000

富士フィルム X100V \129,000
富士フィルム FX-XP140 \19,300

<ビデオカメラ>
ソニー ILME-FX3 ¥364,000
ソニー FDR-AX45 ¥81,000
ソニー FDR-AX60 ¥103,000

<カーナビ>
パナソニック CN-G1500VD ¥44,300
パナソニック CN-HE01D ¥56,900
パナソニック CN-HE01WD ¥56,900

 

 


電動工具は引き続きマキタのインパクトドライバを高価買取中です。

HOTリスト:
TD172DRGX各色 1台 35,000円
TD002GRDX各色 1台 37,000円
高価買取キャンペーン実施中です。

 

お酒の買取も大変多くご依頼いただいております。

近年海外からの人気もあり価格が高騰している山崎・白州・響など国産ウィスキーを中心に高価買取しております。

サントリー 山崎 18年 シングルモルト 100,000円
サントリー 響 21年 箱付き 68,000円
サントリー 白州 18年 シングルモルト 65,000円

法人様の一括売却も是非御相談ください。

お酒は買取・預かりの対象になるの?

 

近年、お酒を買取品の対象にする店舗が増えてきました。
それを知って、サイドボードに並べていたボトルを持ち込む方も少なくないと思います。ここで、お酒の買取について簡単にまとめてみましょう。

 

■買取対象は?
以下は、多くのお店で共通する基準と思われます。

・開栓していないものに限る
・キャップが空回りするものはコルク破損の可能性があるので買取対象外
・ボトルがバカラ社製など、貴重なものは空ボトルでも買取対象
・蒸留酒(ウイスキーやブランデー、焼酎など)は悪くなりにくいので、保管年数問わず
・日本酒(清酒)は製造から1年が販売できる期限
・高級ワインは保管状況による

 

■どんなものが人気なの?
お酒買取の中心は、年数が経過しても味が落ちにくいウイスキー。
洋酒だけでなく、国産ウイスキーも大人気の今、その価値が見直されています。
同じ銘柄でも熟成年数(「12年」「18 Years Old」など)が長いほど高くなり、貴重になっていきます。
特に日本では「山崎」や「響」などが有名。ヴィンテージ・ウイスキーも数多くあります。

またウイスキーと同類のブランデーも人気があります。
「カミュ」や「ヘネシー」といった昔から有名なメーカーおよびブランドは、ボトルの形状や名称、等級などによって価格がかなり変わります。その王座に君臨するのが「レミーマルタン」の「ルイ13世」でしょう。
よく勘違いされているのは「ナポレオン」。これはブランド名でも銘柄でもなく、あくまで熟成年数などによる「等級」のひとつでしかありません。簡潔に言えばメーカーやブランドにとっての「特級品」という意味です。そのため有名メーカーでもないナポレオンは買取額が数百円になってしまうことも少なくありません。日本人にとってのナポレオンは「高級なレミーマルタンのナポレオン」や「高級なカミュのナポレオン」を意味していたはずが、いつの間にか言葉がひとり歩きして「ナポレオン=高級なお酒」というイメージにすり替わってしまったのですね。

 

■値段はどう決まるの?
お酒の買取は、購入額や当時の新品価格は無関係で「現在の中古流通相場」が基準となります。
現在の流通額を基準にするため「当時は高かった」洋酒が数百円から1,000円程度になってしまうことも少なくありません。

というのも、当時のウイスキーは贅沢品として高い酒税がかかっており、また洋酒は関税もかかるため日本国内で買うには高級品。そもそも1ドル360円の時代なので、現在とは物価自体も違います。そのため日本国内の税金が無関係で、免税適応可能な海外のお土産品として洋酒は人気でした。
1989年、酒税法改正によってウイスキーが大幅値下げ。その後も値段の改変や商品改良は続き、現在では1,000円~2,000円で良質なウイスキーのボトルが買える時代になりました。
だからこそ「当時は高かった」ウイスキーは、現在では無関係な税金部分の値段が大きく、品物の流通額はきわめて低くなってしまっています。特に「ジョニーウォーカー 黒ラベル」などはこの代表。しかしご本人にとっては「給料3万円の時代に、その1/3の1万円も出して買った」という事実と思い出が強く、納得できないようです。

お酒は、未開栓でも扱いは中古流通になるため、複数の要素を調べてモデルを特定し、中古相場の流通価格を調べて買取額が決定されます。
そのために調べる要素となるのは、主に以下の内容(カッコ内は例)です。

・メーカーやブランド(レミーマルタン)
・銘柄(ルイ13世)
・等級(V.S.O.P.)または年数(18年)
・容量(700ml)
・形状(トゲトゲがついているボトル)
・付属品(化粧箱・替栓)
・状態(少し沈殿物あり)

その多くはラベル面に列挙されているので、その部分に書いてある内容を伝えてもらえれば、おおよその価格を調べることができます。そのうえで実際に見せていただき、保管状態などを加味して査定額が決定します。
お酒はボトルの外観を眺めて楽しめるため、箱を捨ててしまった人も多いと思います。箱がなくても価格に差が出ないものも多いですが、中には例に挙げたルイ13世のような希少品は、付属品によって価格に大きな差が出ることが少なくありません。それ以外にも変わった箱であれば、そのケース自体にも価値が出ている可能性があります。

また一部の「ご当地焼酎」なども高額になっていますが、人気にあやかった中間業者が値段を釣り上げているものが多く、一般の新品価格と実際の中古相場とでは大きな開きがあります。
さらにはお土産物など、手軽に焼酎が楽しめるブームになっているため、一部の人気が高い銘柄を除き、焼酎はウイスキーほど相場全体がパッとしない印象です。

 

 

■飲まないなら「処分」
年数が経過したものでも、蒸留酒は立派に飲めます。
風味が落ちたり味が変わっている可能性がありますが、人体への悪影響もないそうです。

それでも風化したラベルやボトル、液体の中に浮いている沈殿物などを見ると「大丈夫かな……」という気分になってしまうと思います。そう思ってしまうと、そのお酒はきっと、飲まれることはないでしょう。
それならいっそ、売却してしまいませんか?
当時の購入額を基準にして査定に出すと残念な買取額になると思いますが、それが現在の価値です。もし持ち帰っても、飲むこともなく飾り直されるだけでしょう。

もしも質屋や買取店にお任せいただけるなら、必要とする次の方に、そのお酒はつなぐことができます。
お酒の出張買取をしている店舗も多いですが、買取価格の基準は店舗によってさまざま。処分すると決めたら、いろいろな店舗で話を聞いてから決めるのも大切ですね。