6月の誕生石「ムーンストーン」の宝石言葉と特徴

自然界に存在する全ての生命たちが活発に動き出す6月。この月に生まれた人は、優れた直感力と行動力があり、人とのコミュニケーションを円滑にこなせる力を持っていると考えられています。そんな6月生まれの誕生石は、月の輝きが結晶した石だと信じられている「ムーンストーン」です。ここでは、古くから聖なる石として崇められてきた「ムーンストーン」について、その特徴と魅力を詳しく解説していきます。

 

ムーンストーンとは?

ムーンストーンは、長石と呼ばれる天然石に属する石で、「月長石(げっちょうせき)」という和名を持っています。同じく長石に属する石で、オレンジ色や黄色の明るい輝きを放つ「サンストーン」と相対する石として、この名前がつけられました。

「月の石」という意味を持つ名前の通り、古来より月の光をためた石だと言われていて、薄い白色の中にぼんやりと青みが入った色合いが、神秘的な魅力を放っています。ムーンストーンにはいくつかの種類があって、石に入った光(シラー)の色によって呼び名が異なるのも特徴です。私たちが普段ムーンストーンと呼んでいるのが青色のシラーを持ったもので、このほかにも虹色のシラーを持ったものを「レインボームーンストーン」と呼んでいます。

ムーンストーンの主な産地は、オーストラリア、アルプス山脈、メキシコ、マダガスカル、ノルウェー、ポーランドなど。古くから月のパワーを宿した石として崇められていて、古代インドでは聖職者が身に付けていたそうです。

 

ムーンストーンの宝石言葉

古くから、月の波動を持つ石として崇められてきたムーンストーン。「恋の予感」、「純粋な愛」、「母性本能」、「女性らしさ」と言った宝石言葉が意味するように、愛の石とも呼ばれていて、新しい出会いをもたらしたり、別れた恋人同士を再び結びつけたりする効果があると信じられてきました

昔から、月の満ち欠けと女性の体とは深い結びつきがあると言われていることから、ムーンストーンは特に女性をサポートしてくれる石として知られています。

 

ムーンストーンのパワー

月の光を宿し、神秘的な力を秘めた石として古くから愛されてきたムーンストーン。上述したように、女性の体と月の満ち欠けには深い関わりがあり、ムーンストーンは主に女性を助ける石だと言われています。

バイオリズムによって左右される感情の起伏や、心の乱れを和らげるパワーがあると言われていて、イライラしたり気持ちが沈んだりしがちな生理の時期に身に付ける女性も多いようです。

また、ムーンストーンは心の中の迷いや壁を取り払ってくれる効果もあるため、生きることの難しさを感じている人の心を癒し、意志を強くもって人生を進む力を与えてくれると言われています。自浄作用が強いことから、身に付けている人を清らかで優しいパワーで満たしてくれるため、性格のきつさに自己嫌悪している人にもおすすめの宝石です。

 

特に女性に働きかけてくれると言われるムーンストーン。6月生まれの女性は、ムーンストーンのアクセサリーをぜひ購入してみてくださいね。

5月の誕生石「エメラルド」の宝石言葉と特徴

大地が色鮮やかな新緑に包まれ、生命の躍動感を感じる5月。この月に生まれた人は、自分の意志を持ってコツコツと物事に取り組むことができ、周囲から信頼してもらえるタイプだと言われます。そんな5月生まれの誕生石は、世界四大宝石のひとつでもある「エメラルド」。ここでは、クレオパトラをはじめ歴史上の人物たちを魅了してきたエメラルドについて、その特徴と魅力を詳しく解説していきます。

 

 

エメラルドとは?

エメラルドは、アクアマリンと同じく「ベリル(緑柱石/りょくちゅうせき)」と呼ばれる鉱物の一種です。その名前は、「緑色の宝石」を意味するラテン語やギリシャ語に由来していて、深く美しい緑色は4,000年以上も前の時代から、ときの権力者をはじめ世界中の人々を魅了してきました。

 

エメラルドは内部に傷を持っていて、一定方向からの衝撃に非常に弱い結晶構造が特徴です。世界最大の産出国であるコロンビアをはじめ、ブラジル、ザンビア、ジンバブエ、マダガスカルなど多くの国で採掘されています。そのほとんどは、表面に小さなひび割れや傷を持っているため、市場に出回るエメラルドの多くは、オイルや樹脂に浸すという人工処理が施されています。

人工処理の度合いは、「僅かな(insignificant)」、「少し(minor)」、「中位な(moderate)」、「著しい(prominent)」によって分けられていて、当然のことながら、同じ産地のエメラルドであっても、人工処理の度合いが高いものは、低いものと比べてその価値や価格が大幅に下がるのが一般的です。

 

エメラルドの宝石言葉

知性を象徴として、恋愛や結婚のお守りとしても知られているエメラルド。宝石言葉には幸せを表す「幸福」、「喜び」という言葉や、愛の成就を表す「結婚」、「愛のパワーを増す」という言葉、心身の癒しを表す「精神的平和」、知性や未来を表す「清廉」、「新たな始まり」など、さまざまな言葉が与えられています。

深く美しい緑色は、その昔から英知を象徴する石として崇められていて、クレオパトラやローマ帝国の暴君ネロをはじめ、歴史上数多くの権力者たちに愛されてきました。

 

 

 

エメラルドのパワー

世界四大宝石の中でも、特に若々しいエネルギーを持つとされるエメラルド。特に愛の力が非常に強く、恋愛成就や結婚のお守り、好きな人からのプロポーズを引き出したり、浮気を防止したりということにも大変効果が期待できると言われています。

 

また、身に付ける人に英知を与え、物事を明確に判断する力を授けるとされていて、学業や仕事で成果をあげたい人にもおすすめの宝石です。そのほか、自然を写し込んだような美しい緑色をしたエメラルドは癒しの力も強いため、心身のバランスを崩している人や感情を安定させたい人が身に付けることで、気持ちをリフレッシュさせてくれる効果も。

多くの人がその輝きに魅了されるエメラルドには、意外なパワーが込められています。5月生まれの人は、誕生石としてエメラルドのアクセサリーを身に付けてみてはいかがでしょうか?

4月の誕生石「ダイヤモンド」の宝石言葉と特徴

新しい命が芽吹き、世界が瑞々しいエネルギーで満ちあふれる4月。この月に生まれた人は、華やかで明るい性格が魅力で、一度きりの人生を思い切り楽しみたいという思いが強いと言われています。そんな4月生まれの誕生石は、自然界で最も硬い鉱物として知られている「ダイヤモンド」です。ここでは、宝石としても高い価値が認められている「ダイヤモンド」について、その特徴や魅力を詳しく解説していきます。

 

 

ダイヤモンドとは?

数ある宝石の中で最高の知名度を誇る「ダイヤモンド」。どんな宝石よりも硬度が高いため、ギリシャ語の「adamas(征服し難い)」という言葉に由来して、その名が付けられたと言われます。地球上のあらゆる鉱物の中で最も硬い石だとされる理由は、ダイヤモンドが純粋な炭素で作られ、非常に強い結晶構造を持っているからだとされています。

一般的にダイヤモンドと言うと、無色透明の宝石といった印象が強いですが、実際にはブラウン、イエロー、ブルー、ピンク、レッド、グリーン、パープルなど、その色の種類は実にさまざまです。主な産出国はボツワナ、ロシア、南アフリカ、カナダ、オーストラリアなどをはじめとする世界数10カ国以上。

中でも、ボツワナで採掘されるダイヤモンドは世界的に見て非常に品質の高いものが多く、ほかの産出国と比べて1カラットあたりの価格も高くなっています。ダイヤモンドの品質は「Color (色)」、「Clarity(透明度)」、「Carat(重量)」、「Cut(カット)」からなる4Cと呼ばれる基準によって評価されるのが一般的で、これらの評価を総合した点数によって価値や価格が決められるのです。

 

ダイヤモンドの宝石言葉

地球上で最も硬い鉱物であることから、「固い絆を結ぶこと」の象徴とされているダイヤモンド。結婚する相手にダイヤモンドを送るのは、「純潔」、「純愛」、「永遠の絆」と言ったロマンチックな石言葉にちなんでのことだと言われています。

こうしたロマンチックな宝石言葉を知ると、婚約指輪や結婚指輪にダイヤモンドが選ばれるのも納得できるはずです。

 

 

ダイヤモンドのパワー

ルビー、サファイア、エメラルドと並んで、世界四大宝石としても知られているダイヤモンド。「永遠の絆」や「純愛」といった宝石言葉からも分かるように、相手との絆を確固たるものにするというパワーを持っています。

周囲にある邪悪な気を取り除き、理念や意志を強化して、困難を乗り越えさせてくれる力を持っている一方で、あらゆる物事を増幅させる力も強いため、ダイヤモンドを身に付ける場合は、自分自身に対して厳しく、正しい心構えでいることが必要です。つまり、ダイヤモンドを身に付けている本人の心構えがポジティブなものであれば、プラスの結果を得る事ができますが、万が一、ネガティブな気持ちで身に付けてしまうと、マイナスの結果を引き出してしまうということも。強力な力を持った宝石だからこそ、それを身に付ける人はしっかりとその責任を負う必要があるというわけです。

多くの人に知られているダイヤモンドですが、その名前の由来や宝石言葉は知らなかったという人もいるでしょう。4月生まれの人は、自分が気に入るダイヤモンドのアクセサリーを購入してみてくださいね。

 

3月の誕生石「アクアマリン」の宝石言葉と特徴

まもなく訪れる春を前に、さまざまな命が動き始める3月。この月に生まれた人は、海のように広い心と、高い社交性を持ち合わせ、柔らかな物腰と穏やかな性格が多くの人に愛されます。そんな3月生まれの誕生石は、古くから貴族の装飾品としても愛されてきた「アクアマリン」です。ここでは、生命の源である海と深い関わりを持った神秘席な宝石、アクアマリンについて、その特徴や魅力を詳しく解説していきます。

 

 

アクアマリンとは?

アクアマリンは、「ベリル(緑柱石/りょくちゅうせき)」と呼ばれる鉱物の一種です。ベリル系の石は、その色によって異なる名前が付けられていて、緑色がエメラルド、ピンク色がモルガナイト、黄色がヘリオドール、そして青緑色がアクアマリンと呼ばれています。

アクアマリンは、ギリシャ神話の中で海が荒れたときに打ち上げられた海の精の宝物、とも言われています。その名前がラテン語で水を表す「アクア」と、海を表す「マリン」に由来することからも分かるように、生命の源である海と大変深い関わりを持っているようです。

アクアマリンは一般的に透明度が高く、ブルーの色合いが鮮やかなものが高価であるとされていますが、実際のところアクアマリンの原石は青緑のものが多くなっています。そのため、現在市場に出回っているアクアマリンの多くは、高温度で熱してくすみのないブルーに色合いを整える品質改良、「エンハンスメント」が加えられているのが特徴です。

主な産地はパキスタンやマダガスカル、ブラジルなどで、中でもブラジルのサンタマリア鉱山で採れるアクアマリンはブルーの鮮やかさが突出しているため、希少価値が高く、最高級品として扱われています。

 

アクアマリンの宝石言葉

その昔、船乗りたちが航海のお守りとして身に付けていたというアクアマリン。宝石言葉は「聡明」、「勇敢」などリーダーシップに関する意味と、「信頼」、「幸福に満ちる」といった人間関係に関する意味を持ち合わせています。

また、「幸せな結婚の象徴」といった結婚に関する宝石言葉も持っているため、近年では婚約指輪にアクアマリンを用いるカップルもいるようです。

アクアマリンのパワー

アクアマリンが持つパワーの中でも代表的なのが、結婚全般に関する効果です。結婚して何年も時間が経過した夫婦が、新婚時代の初々しい気持ちを取り戻したいときや、薄れかけた夫婦の愛情を蘇らせたいときなどに身に付けると良いとされています。

中世の時代には「夜会の女王」と呼ばれていて、身に付けた人の魅力を引き出してくれる効果も。自分に自信が持てないときにもおすすめです。また、アクアマリンは高い癒しの効果があることでも人気で、得体の知れない不安や孤独に苛まれているときや、理由もなく心がざわついてしまうときなどに、身に付けておくのが良いと言われています。

3月生まれの人は、上記の内容を参考にして自分に合ったアクアマリンのアクセサリーや指輪を購入してみてはいかがでしょうか?

 

2月の誕生石「アメジスト」の宝石言葉と特徴

好奇心旺盛で友好的な一面と、物事を理論的に考える冷静な一面を持ち合わせていると言われる2月生まれ。誕生石は、古くから神聖な石として広く世界で崇められてきた「アメジスト」です。パワーストーンとしてもアクセサリーとしても人気の高い2月の誕生石「アメジスト」について、その特徴や魅力を詳しく解説していきます。

 

アメジストとは?

青または赤みがかった紫など、見る方向によってさまざまな色を見せる多色性が魅力の「アメジスト」。その高貴な雰囲気から、神聖な石として古くから崇拝の対象となってきました。その名前はギリシャ神話に登場する美しい少女に由来すると言われています。月の女神・ディアナが、酒と豊穣の神・バッカスの家来に襲われそうになった少女アメジストを守るため水晶に変えてしまったという神話で、その水晶の美しさに罪の重さを後悔したバッカスが懺悔のために、葡萄酒を水晶にかけたところ、透明な水晶が世界で最も美しい紫色の宝石アメジストになり、それがバッカスの命のエネルギーとなったというものです。主にブラジル、ウルグアイ、南アフリカなどで採掘されている宝石で、特にウルグアイは産出量が多いため、アメジストを国石として定めています。

 

アメジストの宝石言葉とパワー

「誠実」、「真実の愛」、「心の平和」という宝石言葉を持つアメジスト。古くから霊性の高い神聖な石として崇拝の対象となってきました。パワーストーンとしてのアメジストの主な意味は以下の通りです。

 

真実の愛を引き寄せる

「愛の守護石」とも呼ばれているアメジストには、物事の本質を見抜く力が宿るとされています。とてもスピリチュアルなパワーが強い石だと言われていて、邪悪な気持ちを取り除き、真実の愛を引き寄せる効果があるため、恋愛成就としても人気の高い宝石です。失恋の傷がなかなか癒えない人や、現在の恋人やパートナーとの愛を深めたい人、結婚につながる運命的な出会いを求める人は身につけると良いでしょう。

 

直感力や洞察力を高める

アメジストには、集中力や直感力、洞察力を高めて瞑想や祈りを助ける効果があることから、司祭の指輪や僧侶の数珠など、古くから世界各国で宗教的な儀式で使われてきました。イライラや不安といったネガティブな感情を消し、心に余裕を与えるパワーも持っていて、偏った考え方を修正して正しい方向へ進む手助けをしてくれます。インスピレーションを刺激し、クリエイティブな能力や集中力、理解力を高めたいという人におすすめです。

 

心のバランスを整える

アメジストの紫色には、ストレスを取り除いて精神の安定をはかる効果もあります。予想外の困難やトラブルに直面した際、感情的になることなく冷静に対処できるように心を整える働きも。直感に従って行動しがちな2月生まれの方が、ひとつのことに没頭しすぎて周りが見えなくなってしまうのを防ぎ、冷静に物事を見つめられる手助けをします。調和や平穏を求めるときにおすすめです。

 

2月生まれの方は上記の内容を参考にして、アメジストのアクセサリーを購入してみてはいかがでしょうか。天然石は色も形も同じものは存在しません。世界にひとつだけの特別感が、自分らしい魅力を最大限に引き出してくれるはずです。