離婚した後の婚約指輪、結婚指輪の取り扱いについて

永遠の愛を誓い結婚したふたり。けれど些細なことからすれ違いが生じ、離婚という選択をすることもあるはずです。そうなると途端に色褪せたものになってしまうのが、婚約指輪や結婚指輪。過去の結婚生活に別れを告げたとき、これらの指輪はどのように取り扱えば良いのでしょうか? 心機一転さっぱりとした気持ちで新しい人生に歩み出すためにも、自分にぴったりの方法を見つけてみましょう。

 

離婚した後には婚約、結婚指輪はどうするのが良い?

離婚することになった場合、結婚指輪や婚約指輪をいつまでも手元に残しておくのは、なんとなく落ち着かないものです。では、どのようにして扱えばいいのでしょうか。具体的な方法をいくつか見てみましょう。

 

相手に返す

婚約指輪も結婚指輪も、法律的には返却の義務はないのですが、どちらも高価なものだと分かっているからこそ、しっかりと返却したいという方も多いはず。とはいえ、返却した指輪を受け取ってもらえるかどうかは男性次第。相手のことを思って選んだ指輪を返却されても困る! という男性だっているでしょう。自分が手元に置いておけないのと同じように、過去の思い出が詰まった指輪は相手にとっても持て余してしまうものなのです。

 

捨てる

婚約指輪や結婚指輪は苦い思い出と一緒にきれいさっぱり捨ててしまう! というのも方法のひとつでしょう。実際に離婚を経験した有名人の中には、結婚指輪を土に埋めたという人や、燃えないゴミの日に捨ててしまったという人もいますが、一旦捨ててしまったものは、あとでしまった! と思っても取り返しが付かないということを忘れてはいけません。別れた相手や指輪に対して少しでも思いが残っているのなら、この方法は避けた方が賢明でしょう。

 

リメイクする

結婚指輪や婚約指輪を捨ててしまうのはもったいないけど、元夫がくれたものをいつまでも身につけておくのには抵抗がある。それなら、その指輪から過去の形跡をきれいに取り去って、新しいジュエリーに作り替えてしまうのも方法のひとつです。ただし、デザインによってはコストが高くなってしまうことも……。

 

 

婚約、結婚指輪は買取りしてもらえる?

離婚で手元に残された婚約指輪や結婚指輪を、捨てたりリメイクしたりするのではなく、買取りしてもらうことはできるのでしょうか。答えはイエスです。ほとんどの婚約指輪や結婚指輪にはイニシャルや結婚した日などの刻印が入っていると思いますが、このように個人的な刻印がされたものでも買取りしてもらうことはできます。買取り価格は、指輪に使われている素材や宝石が付いているかどうかなど、店によって査定方法が異なりますが、一般的には「指輪の土台と石の価値」だけを見るため、その指輪がブランドの指輪だからと言って、買取り価格が大きく上がるということはありません。また、指輪にダイヤなどの石が付いている場合には、鑑定書も必要になりますので、併せて提出するようにしましょう。

 

婚約指輪と結婚指輪の取扱いに困ったときには、上記の内容を参考にして考えてみてください。捨てるのには抵抗があるけれど手元に持っておくのも……という人は、「買取り」という方法を選択するのもおすすめです。

 

「状態」の定義

「買取お願いします。新品です!」
そう言われて出されたバッグの中がベタつき劣化していたり、家電品に開封や通電の痕跡があったり……買取業にはよくあることです。
よくよくお話を聞いてみると「実用していない=新品」という認識をされている方が多くいらっしゃいます。たしかにご本人としては、買ったまま使用はしていないので、新品のままだと思われるかもしれません。しかし買取にあたっては、それらは新品という判断ができかねるのです。今回は、当社の基準も含めたうえで、その「状態」についてのお話をしましょう。

 

■「新品」とは?
簡単に言えば「買ってそのままの状態」のことです。
ただし条件がいくつもあり、それらをクリアしなければ新品とは言えなくなります。
以下、簡単に条件を挙げていきます(※ものにより、これ以上の条件が必要なケースもあります)。

【バッグ・小物・時計など】
・最新モデルおよび最新の仕様であること
・保護シールがあるものは、それが剥がされていないこと
・保管や輸送などによるダメージがないこと
・正規店購入品であること(一部のブランド品)
・付属品が揃っていること(ギャランティ含む)
・製造年月日が近いこと(ものにより、数ヶ月~半年程度)

【電化製品など】
・付属品が揃っていること
・テープ留めやロックがされたものは、未開封であること
・箱が崩れていないこと
・中が確認できる場合、フィルム剥がれや保管や輸送などによるダメージがない
・保証書があること
・保証書に店名や購入日のスタンプや記載がないこと
・製造年月日が近いこと(ものにより、数ヶ月~1年未満)

「そのまま、新品として再販売できる状態」が、新品であるといえます。

■「新品同様」とは?
状態は新品に準じているものの、上記条件から何らかの要素が欠落しているものは新品の判断ができなくなります。
その場合は新品に等しい「新品同様」という判断になります。基本的にモデルや製造年は新品に準じますが、これらの基準はブランドやメーカー、アイテムによっても異なります。

【バッグ・小物・時計など】
・保管による色ヤケや小キズなどがあるもの
・フィルム剥がれなどがあるもの
・国際保証カードに個人名の記述があるもの                ・マイナーチェンジにより型落ちの仕様になっているもの

【電化製品など】                            ・長期保管品のもの
・外箱ダメージがあるもの
・封をされたテープなどが開封されているもの
・逆に、もともとは施されていないはずのテープなどで人為的に封をされているもの

■「印有り新品」とは?(※家電品の場合)
家電品の場合、保証書に店名や購入日のスタンプや記載があると、状態が新品に準じていても査定額が下がります。
これは固定店舗で販売済のため期限付きの保証が始まってしまっているためです。アップル社の製品で、シリアル番号での登録がされており、サポートが開始されてしまっているものも同様に「印有り新品」となってしまいます。

 

■「中古SA」とは?
使用品であるものの、数回だけとてもキレイに使用され、ほぼ使用感がないもの。「中古最良品」とも言われます。付属品が完備であることが条件になるケースも多いです。
または新品状態(未使用品)でも新品同様までの条件を満たさず、中古扱いになってしまうものも「中古SA」となります。たとえば製造年月日が新品の条件に満たないものの、数年程度のものは「中古SA」になることがあります。
家電では通電しただけであるとか、新品状態でも保証書がないもの、印有り保証書の日付が1ヶ月以上経過しているものも中古最良品という判断になります。

■「中古A」とは?
総じて、少々の小キズはあるものの、使用頻度が少なくキレイに使用されていたもの。付属品が完備あるいはほぼ揃っていることが条件になるケースも多いです。
バッグなどは「型崩れ・角スレ・剥がれ・色ヤケ」がないもの。時計は詰めたブレスが残っていて、深いキズや風防ガラスのキズがないもの。家電などでは使用環境や使用頻度によって現れる外観での判断がポイントになります。

■「中古B」とは?
普段使いで使用され、中小のキズなど見てすぐわかる、使用や保管によるダメージがあるもの。
バッグの場合、色ヤケや型崩れなどが確認できるもの。時計の場合はブレスまわりのキズや風防の小キズが確認できるもの。家電などでは本体キズや変色、年式などがポイントになります。
「1回しか使っていない」という使用歴でも、落としたりぶつけたりして目立つダメージがあると、状態は一気にこちらに分類されてしまいます。

■「中古C以下」とは?
そのまま使用できないわけでもないが、販売するにあたってはメンテナンスが必要になるもの。
バッグの場合はベタつき劣化があるものや破損が確認できるもの。時計の場合は深いキズが確認できるもの。貴金属アクセサリーなどの場合は変形や破損があるもの。家電の場合はジャンク品同然やパーツ取りに近い極度の使用状態になりそうです。

■買取は「今」を見ます
いかがでしょうか?
ひとことで「新品」と言いますが、「未使用品=新品ではない」ということが、おわかりいただけるでしょうか。
平易に言えば「現在、そのまま新品として販売できるか」ということになります。もちろん、こうした基準はお店によって異なります。販売ルートや取引業者にもよるでしょうし、店舗販売であれば型落ち品を新品として販売することも可能かもしれません。

フリマアプリで不用品を売却することで起こりうるトラブルとは?

手元にある不要なものを、スマホを使って簡単に出品できるフリマアプリ。特別な知識がなくても利用できる手軽さから、近年ユーザー数が急増中ですが、その一方で取引に関するトラブルも増えています。便利なフリマアプリを快適に利用するために、フリマアプリを利用することで考えられるトラブルについて、売り手側の立場から具体的な事例とその対策を詳しく解説します。

フリマアプリとは

「フリマアプリ」というのは、フリーマーケットのような個人と個人の取引を、インターネット上で行うことができるスマートフォン向けアプリのこと。不要になった商品の写真をスマートフォンで撮影し、商品の説明や値段などを入力して出品するというもので、商品の撮影から取引までをスマホだけで完結できる手軽さが魅力です。似たような仕組みのものに、「ネットオークション」がありますが、ネットオークションはより高い金額を入札した人が商品を落札できるのに対し、フリマアプリは出品者が商品の代金を決め、その金額で売買されるのが特徴です。金額が固定されていることで、オークションよりも短時間で取引が完了したり、希望の価格で売ったりができるというメリットがあります。

また、オークションは出品者と落札者の間で直接商品代金のやり取りを行う必要がありますが、フリマアプリでは、商品代金は一旦アプリの運営会社に入金され、商品が購入者に届いてから支払われるシステムになっています。代金の支払いや商品の受け取りに関するトラブルが発生しないような仕組みになっているので、安心です。

フリマアプリで起こる可能性のあるトラブル

現在人気のスマホアプリの多くは、安心して取引ができるような仕組みになっているものがほとんどですが、それでも取引に関するトラブルが起きないわけではありません。では、実際にフリマアプリで不要品を出品した場合、どのようなトラブルに巻き込まれる可能性があるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

説明文と商品が違う

出品の際には商品の説明を入力しますが、破損や汚れのある箇所についての記載を忘れていると、商品の購入者からクレームが入ってしまうこともあります。

入金が一向にされない

一般的なフリマアプリでは、出品した商品が購入されると、購入者が入金の手続きを行います。購入者がその手続きをしないままでいると、出品者は商品を発送できないだけでなく、商品の代金を受け取ることもできないため、その取引が途中で中断された状態になってしまいます。その際には、取引を出品者側がキャンセルし、再度出品する等の対応が必要になります。

値下げ交渉がきた

フリマアプリの中には、購入希望者が値下げ交渉をすることができるものも少なくありません。ほとんどの出品者は希望の価格で商品を売り出しているわけですから、値下げ交渉に応じることは、希望価格よりも下回ってしまうことに……。必ずしも値下げ交渉に応じる必要はありませんが、交渉を拒否すると売却のチャンスを逃してしまう可能性もあります。

返金を要求された

フリマアプリでの取引は「ノークレーム、ノーリターン」が一般的です。ところが、届いた商品が気に入らない、思っていた色やデザインと違ったなど、購入者側の都合で返品・返金を求められることも……。中には、商品に難癖をつけて代金

だけを返金するように要求する悪質なケースもあるようです。

 

フリマアプリを利用する時の注意点

では、こうしたトラブルを避けて快適にフリマアプリを楽しむためにはどうしたら良いのでしょうか。大切なのは、フリマアプリの利用を開始する前に利用規約をしっかりと読んで、その仕組みやルールを正しく理解しておくということ。利用規約違反であれば、運営に相談するなどして、対処してください。それでもやはり、個人と個人の取引であるので、リスクが伴うということは認識しておきましょう。

 

フリマアプリは手軽にさまざまな商品を売買できる便利さがある一方で、さまざまなトラブルに遭うリスクも少なくありません。トラブルのリスクや手間を考えて手持ちの商品を安心して売却するのなら、質屋などで買取りしてもらうのも方法のひとつです。

貴金属買取の注意点

「貴金属なんて、どうせグラムで計るんだから、どこでも買取は同じでしょ?」
意外なほど、こうおっしゃる方がいらっしゃいます。あるいは「えっ? 新聞に載ってる値段じゃないの?」という声もよく耳にします。実は、いずれも「思い込み」。金の買取価格は店舗によって異なりますし、多くの新聞に載っている価格はお客さんの多くが持参する18金アクセサリーの価格ではないのです。

【貴金属買取の仕組み】
貴金属業者が、日本国内の業者相場を決定します。その国内業者相場を参考にして決められるのが、各買取店の買取価格です。金も、すべての物流や小売と同じく、業者間を経るごとに中間マージンが発生します。その額は企業によるコストや利益などで採算されているので、貴金属業者や買取店によって異なります。
ホームページで公表している業者も多いので、持ち込む前に貴金属業者の相場と買取店の相場をチェックするだけでも差が見えてくると思います。

 

 

【新聞に公表されている金額は?】

よく聞く「新聞の価格」ですが、主に「プラチナ」「金」とだけ銘打たれているものが多いと思います。それらの多くは「Pt1000=純プラチナのインゴット(延べ棒)」「K24=純金のインゴット」を意味します。それをスポンサー掲載しているのが貴金属業者であれば、その企業での価格です。この数字はあくまで「最高水準」であって「貴金属価格の基準」でしかないのです。

 

【貴金属買取の注意点】

買取店に売却する一般の方にとって最も重要なのは、やはり買取店の価格。
大規模の買取店や多くの質屋は価格を公表していますが、小規模の路面店などでは公表していない店舗も多い印象です。そういった価格を公表していないお店では、買取額が安くなる可能性もあります。

 

以下に、よく耳にする実例をもとに、注意点をピックアップしていきます。

・グラム単価が公表されているお店は、査定結果のグラム単価と比較する
持ち込み前に、あらかじめ家庭用スケール(はかり)で重さを量っておき、提示額から割り算してグラム単価を計算してみましょう。

・買取に手数料がかかる?
この手数料というのは多くが「買取価格を下げるための口実」として存在している可能性が高まります。もしも「手数料」という言葉が出てきたら、できればそれを追求してみましょう。

・精錬加工費がかかる?
これも手数料と同様の理由づけとして用いられる事が多いです。
もしもこのワードが出た場合は「自社で加工しているんですか?」と聞いてみましょう。

・査定結果に「端数」がない?
もしも端数がなくキレイな数字だった場合、その時点で疑いましょう。
貴金属のレートは常に変動していますが、ほぼ1円単位まで設定されます。買取は、そのレートに対してランダムな貴金属0.1g単位での重さの掛け算をするわけですから、ほとんどの場合は1円や10円単位の端数が出ます。

・「『ITALY』刻印は14金扱い」と言われた
これは業界内で「18金を14金で買い取る手段」として有名です。
買取業者に言わせると「『ITALY』刻印はイタリア独自の基準で18金であるため、実際には金の含有率が低く、実質的に14金である」という説明ですが、もちろんそんなことはありません。

・「10金や9金は値段がつかないが、無料で引き取る」と提案された
これも、もちろんそんなことはありません。
それぞれ41.7%、37.5%の金が含有されているため、買取単価はだいぶ低くなりますが、きちんと買い取ることができます。

・「汚れや破損などの状態で価格が変わる」と言われた
「切れていると使いないので、安くなる」「汚れていると掃除が必要なので、安くなる」……そういった説明を受けた方も、多いようです。
しかし貴金属は「地金としてグラム計算する」ことが基本。買取後に業者に流れたあとは、溶かされて再利用されます。そのため、破損や汚れは基本的に無関係です。

・伝えられた重量に疑問を呈したら「家庭のはかりとは違う」と言われた
これは、持ち込む前に自分で計測した場合、違和感を覚えた査定結果の重量を聞くと言われやすい言葉です。

・売り控えると一気に値上がりする
査定額に納得がいかず、査定額の見直しをお願いしたり、持ち帰ろうとするとすると急な買取価格アップになることがあります。
もともと「利益」としてキープしていた部分を、お客さんに譲歩しているのです。

・クーポンでキャッシュバック
チラシやメルマガ、SNSアプリなどのクーポンで「買取価格10%アップ」などがあると思います。最初から最大査定額を提供する店舗は、もともと利益幅が低く設定されているため、このようなキャンペーンは打たないどころか、打てないはずです。

・宅配買取と店頭買取でグラム単価が違う
店舗にその日のレートで買い取れるか問い合わせてみましょう。
そもそも、なぜ宅配買取と実店舗で買取価格が変わるのか、考えてみれば不思議ですよね。

・日付が変更されなくてもレートが変わる
日をたまがずに買取レートが下がるのは不自然です。朝の発表から急になぜそのような変更があったのか、納得のいく説明を求めてみましょう。

 

安心のお店で納得の査定結果を得てから売るようにしましょう!

 

質屋に預けた物が「質流れ」になってしまうときはどんなとき?

手持ちのブランド品などを担保に質屋からお金を借りることができる「質預かり」というシステムをご存知ですか? 大切な品物を手放さなくて良いのが最大の魅力ですが、場合によってはその品物が手元に戻ってこないこともあります。今回は、質預かりを利用する上で知っておきたい「質流れ」の仕組みについて、詳しく解説します。

質流れとは

質屋に自分の持っている物を預けて、その金額に相当するお金を借入れする「質預かり」。預けた品物は、期間内に借入れた金額とその利息を支払うことで取り戻すことが可能です。では、万が一、その支払いができなかった場合にはどうなるのでしょうか? 質預かりでは、自分の物を「担保」として質屋から融資を受けているわけですから、当然のことながら決められた期限までに返済をする義務が生じます。その期間内は、預けた品物の所有権は自分にありますが、定められた期日を1日でも過ぎてしまった場合には、その品物の所有権は質屋のものとなるのです。このように、一時的に預けていたものが取り戻せなくなる状態を「質流れ」と言います。預けた品物が質流れになった場合には、融資を受けた金額とその利息を支払う必要はありません。ただし、一旦質流れとなってしまった品物は原則として返してもらうことはできないので注意が必要です。大切な品物を手放さずに融資を受けるのであれば、こうした仕組みをあらかじめきちんと理解しておくようにしましょう。

 

 

質流れになる期間は?

質預かりを利用した際の元金返済日のことを「流質期限」と

言います。この期限を過ぎてしまうと、預けている品物は質流れとなってしまうため注意が必要です。流質期限は店によってそれぞれ異なるため一概には言えませんが、「質屋営業法」では原則として3カ月未満と決められていて、店舗によっては流質期限が1カ月未満と短いところもあります。そして気をつけなくてはいけないのが、質屋に預けている品物は流質期限が過ぎた場合、自動的に質流れになるということ。質入れして融資を受けたもののうっかり忘れたままでいると、大切な品物を手放すことになってしまいます。質屋から期日に関する連絡はないものと理解し、自分でしっかりと流質期限を把握しておくことが大切です。

 

 

質流れを阻止するには

質屋に預けている品物の流質期限が近づいているものの、返済するお金が足りないという場合にはどうしたら良いのでしょうか。流質期限までに返済できなかった品物に関しては、自動的に質流れになるのが原則ですが、どうしてもその品物を手放したくないという場合には、利息だけを支払って流質期限を延期してもらい、質流れを防ぐという方法もあります。ただし流質期限の延期は質屋によっても対応が異なるため、必ず認められるとは限りません。質預かりを利用する際には、あらかじめ延期に関す

る項目をしっかりと確認しておくことが大切です。

 

質流れしてしまった品物を取り戻したいという場合には、質屋が後日その品物を売り出したときに購入するという方法もあります。ただし、「借りた金額+利息」よりも高額になってしまうことがほとんどですので、注意が必要です。